いつかは2DIN?~DY型デミオ2DINデッキの改造取付
先先代デミオDY5WまたはDY3W(2016年現在)は、もともと専用形状のオーディオです。
専用オーディオは交換不可
当時から市販デッキやナビなどに交換ができませんでした。
現在のマツダ車は、ほぼマツダコネクトと呼ばれる専用オーディオになっていますが、今さら「市販ナビが付かない!」と声高に言うまでも無く、10年前からメーカーの方向性としては変わらないという言い方もできます。
ブレていません。
しかしながら、この型の最終型には、一部2DINサイズの市販オーディオやナビが付けれるものが存在したようです。
「最終型じゃなくても2DINサイズが取り付けできるのでは?」と考えるのは普通の流れです。
弊社では関知していなかったのですが、過去には他社様で改造取り付けしている例があるようです。
長く大事に乗りたいから
近隣のお客様から、2DINサイズオーディオへの付け替えでご依頼をいただきました。
理由は、表示部分が白化して見えなくなったり、CDなどの動作不具合、USBメモリーなど新しいメディアへの対応などなどです。
しかし、「5人乗れてキャンバストップで屋根が開く車は他に無い」とのことで、「これからも大事に長く乗りたいから」という想いです。
さて、取り付けするのには、いくつかのハードルがあります。
まずは2DINサイズのパネルをはじめ、純正部品の取り寄せです。
その中には、パネルや金具だけでなく、エアコンコントロールユニットなども含まれます。
純正部品を取り付けしても動作しない!?
あれ?っと思った方、正解です。
実は、すんなり付く訳ではありません!
オーディオ部分だけでなく、エアコンやハザードスイッチの部分も大きく変わりますので、配線改造が必要なのです。
しかし、弊社で実際に行ったのは、改造というより「作り直し」です。
改造ではなく「製造」に近い手法
他社様での例のようにハンダを使った改造ではありませんので、何かの際には純正にも戻せますし、トラブルの際の原因究明も行いやすい仕様です。
回路図から信号を1本1本 解析して、配線を作り、接続していきます。
エアコンユニットはグローブボックス上に設置。
これでエアコンもハザードも正常動作します。
まさかのプラスチック加工
ようやく本来のオーディオ取り付けですが、取り寄せした純正2DINパネルには四角い穴が空いていません!
ここも加工です。
超音波カッターでサイズに合わせて加工して、オーディオに合わせて微調整します。
出来上がりは「純正そのもの」で違和感なし
これで完成です。
いかがでしょうか、純正そのものの仕上がりです。
ステアリングのオーディオ操作ボタンも使えるようにしました。
純正部品の値段が高いので金額はそれなりに掛かりますが、まだまだ長く乗れるようになりますし、将来のナビ機種変更にも対応できます。
ニーズが多ければ、キット化も検討します。
その車に何がベストかを常に考える
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