ルノーカングースピーカー交換とデッドニングで音質向上
ワゴン以上ミニバン未満サイズで使い勝手が良く、オシャレ感もある、ルノー・カングーです。
本国・フランスでは商用車ですので、使い勝手の良さは通常の乗用車の比ではありません。
新車だけど、ナビも付けたけど、音が悪い。
「新車を購入し、オプションでカーナビを付けたが、音がどうにもイマイチで、ディーラーオプションのスピーカーもダメっぽい。音を良くしたい。」
とのご希望で、スピーカー交換とデッドニングのご依頼をいただきました。
弊社でのデッドニングメニューについて
通常はスピーカー交換のみ承っておりますが、ご希望があればデッドニングも施工します。
デッドニングは、実施すれば効果はありますものの、施工内容によっては「改悪」になる場合もありますので、注意が必要です。
弊社のデッドニングメニューは、弊社デモカーで実験を重ねて良好だった内容を他車種用に検証し直した内容のみを実施します。
ただ、スピーカー交換のみでも音質向上効果はあります。
デッドニングを後々の追加メニューにしておくことによって、同じトータル金額でも音質向上変化を二度楽しめることになります。
遠方からのご来店などで、「2度来るのは大変なので、スピーカー交換とデッドニングを一度に実施したい」ということでしたら、一度に両方実施も承ります。
デッドニングの内容は、ドアをスピーカーの箱にすることだけではない。
ドアの内装を外しました。
デッドニングに取り掛かります。
注:以下、説明の関係上、内容と写真が工程と前後したり、写真が重複する部分がございます。
あらかじめご了承くださいませ。
ドアを箱にするのも大事だが、やりすぎ注意。
デッドニングの本来の意味は、「スピーカーが付いているドアをスピーカーボックス化して、音を鳴らしやすくする」というものです。
ドアは鉄板で作られていますが、サービスホールと呼ばれる整備用に設けられている穴を硬い素材で塞ぐことによって、スピーカーボックス化します。
弊社施工でも塞ぎますが、真面目にキッチリ箱にして塞いでしまいますと、低音のピークだけは出やすいので低音が増えたように感じるものの、全体の低音量が減ってしまって寂しい音になってしまう場合があります。
ご自身で施工される方にありがちなケースです。
適度にスピーカー背面からの圧力を抜かないと、減らしたくない音が減ってしまいます。
バランスを見つつ、新幹線N700系に採用されている防振材(積水化学工業製レアルシルト)でサービスホールを塞ぎます。
ドア剛性アップとスピーカー背圧処理が効く!
ドアをスピーカーボックスに見立てる考え方で効果があるのは、剛性アップとスピーカー背面から出る音の処理です。
サイドインパクトビームを剛性アップに利用
側面衝突の際に乗員を守るために装備されているドアサイドインパクトビームをドア外鉄板と接合します。
接合することによって、ドア自体の剛性も上がる(硬く強くする)ことと、サイドインパクトビームのビビり音減少でのノイズ感が下がり、リアルな音になりやすくなります。
スピーカー裏面の近くにあるドア外鉄板からの反射を抑制
スピーカー背面からも音は出ますが、裏面の近い距離にドア外鉄板があり、音が外鉄板に反射してスピーカーに戻ってきてしまいます。
スピーカーに音波が返ってくると、スピーカーの動きを阻害してしまい、本来動きたい動きではなくなり、音に濁りが出てしまいます。
人間の耳には、本来の音から乖離した音に聴こえてしまいます。
スピーカー背面付近の外鉄板に、音波拡散材(積水化学工業製レアルシルトディフュージョン)を追加貼り付けして、スピーカーに反射した音が返りにくいようにします。
スピーカー裏面の音を適度に拡散することによって、濁りの少ないハッキリした音になりやすくなります。
ドア外鉄板の防振で、余計なビビり音と音漏れを抑制。
ドアの外側鉄板を防振することによって、余計なビビり音と外への音漏れを減少させます。
ビビり音はノイズですので、減少すれば本来の音が聴こえやすくなります。
車外への音漏れ防止は、外部への環境配慮という観点で有効です。
ただし、ドアのサービスホール塞ぎと同様、やり過ぎてしまいますと、欲しい音が出にくくなってしまいます。
家庭用スピーカーボックスの箱を触ると判りますが、スピーカーの振動板だけでなく箱も若干鳴らすことによって、設計した通りの音が出るようになります。
ガッツリ防振させず、適度にノイズを抑えるバランスが重要です。
弊社では、新幹線N700系と同じ防振材(積水化学工業製レアルシルト)を採用して、ドア全体的にまんべんなく、弱い部分に若干重点的に、防振材を貼り付けします。
スピーカーは、カングー用では小さすぎるので、大きなものを。
カングーに装着されている純正スピーカーは12~13cm径で少々小さめのため、低音が出しにくい状態です。
ディーラーオプションや市販品のスピーカーでも口径は変わりませんので、低音が不得意なのは変わりません。
高音専用スピーカーのツィーターも付いていませんから、高音も出てきません。
弊社では、純正スピーカー固定台座を加工することによって、弊社オススメの16cm径スピーカーを取付しております。
クラリオン製豪州専売スピーカーSH1624Sです。
口径が格段に大きくなりますので、低音もボンヤリせずビシッと出ますし、表現力も豊かなスピーカーです。
高音専用スピーカー(ツィーター)も付いておりますので、ドアミラー内側の丸い成型がある部分へ角度付けして装着が可能です。
正直申しまして、スピーカー交換だけでも大きな音質向上効果がありますので、デッドニングよりもお勧め度は高いです。
もちろん、後々デッドニング追加も承ります。
スピーカー交換とデッドニング完了!
デッドニングとスピーカー交換が完了しました。
音は純正とは比較になりません。
一番大きなメリットは低音と高音のビシッとクリアに音が出ることです。
ボーカルや楽器等のリアル感も高いので、大多数の方がご満足いただけるのではないかと推測できる音です。
嬉しいご感想をいただきました。
施工後のご感想をいただきました。
「とても良い音になりました。
カングーのオーディオのノウハウがあるお店と出会えて嬉しいです。」
ご満足いただけました様で、良かったです。
ルノー・カングーでの「音が悪い」、ご相談ください。
お電話(055-952-3236)またはお問い合わせフォームからどうぞ。
その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
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