ハイエース200系でのオーディオ配線修正作業
ハイエース200系でユーザー様ご自身で諸々を取り付けされて、「どうしたら良いか分からなくなった」とのことで、取り付け修正などをご依頼いただきました。
ノイズが取れない!?
大きな問題点としては、アクセルを踏んだ時の「ヒューン」というノイズ。
これの原因特定と修正がメインです。
それに付随して、修正が必要な部分を修正したり、CDデッキ裏のご本人曰く「ごちゃごちゃ」の配線をキレイにします。
デッキだけでなく、スピーカー取り付けやサブウーハー、外部アンプ等を取り付けされています。
バッテリーからの常時電源も太いものを使用しておりますし、大きなノイズフィルターも付いています。
しかし、配線が板金に直接接触している箇所があったりしましたので、そのまま使用しているとマズそうな箇所からの修正です。
車という環境下を考える
家庭用配線と大きく異なりますのは、カーオーディオは「振動環境下にあるということ」と、「経年変化は熱の影響も受ける」という点です。
ショートしない安全な配線方法を実施
配線は「穴が明いていれば通しても良い」ではありません。
端面が触っても大丈夫なよう処理してあれば良いですが、鋭利になっている場合も少なからず存在します。
接触しなくても鋭利な箇所にハーネスが近い場合、振動でハーネスに接触し、被服が切られてしまい、中の芯線が板金(=アース)に触れれば、即ショートとなります。
もちろんショートしても車両火災にならないよう、保護(=ヒューズ等)を経路途中に入れますが、最初からショートしないようにする方が重要です。
ノイズはできるだけフィルターに頼らない
また、ノイズが出たからといって、最初からノイズフィルターに頼ると、後で痛い目にあいます。
電源系ノイズフィルターとして、電解コンデンサーを使用しているものが多いのですが、原因箇所によって効果がない場合もあります。
バッテリーよりも電気を早く供給してくれる役割もあることから、よりリアルな音になる効果もありますが、これも効果がない箇所もあることから、なんでもかんでも「追加すれば良い」というわけでもありません。
さらに、電解コンデンサーは経年変化にも弱い(とは言っても10年単位での話ですが)ので、長く使用していると、ノイズフィルターとして使っているつもりなのに、ノイズ発生原因になっていることもあります。
ノイズが発生して原因を追究していくと、「新車時から付いていたノイズフィルターを外したら直った」というのは、観光バスなんかではよくある話です。
電源ケーブルに追加するフェライトマグネットは、少量使用ですと音に改善点が出て楽しめるのですが、そこかしこに大量に使ってしまいますと、音に必要以上の変化が出てしまい、「変な音」になる場合があります。
(弊社で実験の上で確認済みです。)
なんでも「やりすぎ注意」です。
結果的には大量に機材を外しました
外した機材類です。
思いつく限りの改善点を洗い出して、一通り修正しましたところ、ノイズも消えて、配線経路もスッキリしました。
ノイズ除去や不具合修正も、まずはご相談ください。
その車に何がベストかを常に考える
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