クラウンスポーツ(AZSH37)スピーカー取付見直し
「他店で取り付けてもらったスピーカーの音が、時間が経てば慣れると思っていましたが、2ケ月経っても慣れずにいました。高音の割れも気になっていました。満足な対応をしてくれないので、他店で調整をすることに決め、情報収集を始めました。」と他店でのスピーカー交換後の音にご不満の方が、クラウンへのオーディオ音質向上施工事例が豊富な弊社へご相談くださいました。音を確認し、スピーカー機種はそのままで、取付方法の見直しをすることで音質向上しました。施工後、「気になっていた点は解消され、満足しています。」と嬉しいご感想をいただけた施工事例をご紹介します。

トヨタクラウンスポーツ(AZSH37型)です。
他店でのスピーカー交換後の音が良くない。

地元ではない少々遠い少々有名な店舗様で、弊社がお勧めしているスピーカー、国内最高峰カーオーディオメーカーBewith製リファレンスAM(L-165RSとL-88RS)を取り付けされたそうですが、「良い音になっていない。」とのことで、弊社へご相談くださいました。
ご来店いただいて、クラウンスポーツでの音を聴かせてもらいましたところ、さみしげで音の密度が薄い感じの音でした。
音が薄い感じなのに、時々キツい音が出てくる、不思議な状態でした。
ボンヤリ感は無いながらも、聴いていて不快に思える感じでした。
高音は若干割れた感じがしていました。
弊社で承知しているリファレンスAMの音とは大きく異なります。
明らかに「おかしい音」です。
施工店様からの説明では、「時間が経過すれば、音がこなれて、良い音になる」とのことだったそうですが、2カ月経過しても変化無く、全然お気に召す音にはならなかったそうです。
また、「純正では調整項目が少なすぎるので、DSP(プロセッサー内蔵アンプ)を追加して調整しないと、良い音にはならない。」との説明(言い訳?)もあり、説明内容に疑問が発生し、不信感が増えてきたようです。
取付方法見直しで、良好な音に変更。
同じスピーカーを取り付けしてあるだけの弊社の試聴用車両で音を比較しましたところ、全然音が違うのが確認でき、スピーカー交換だけでも良質な音が出るのを実感いただけました。

クラウンスポーツに装着してあるスピーカーは、弊社で一番お勧めしておりますBewith製スピーカーです。
ご相談の上、スピーカーの機種はそのままで、取付方法の見直しで音を良くすることにしました。
割れた感じの高音は、絶対的に高音が出ない状態で無理に高音を出そうとしていると想定し、Aピラーへツィーター(L-25R)を半埋め込み加工します。
スピーカーの組み合わせとしては、Bewith製3wayスピーカー、リファレンスAM TrioSと同じ状態です。
ドアスピーカー取付状態確認と、取付方法見直し施工。
取付状況を確認しながら、取付方法見直し施工を実施します。

ドアスピーカーから確認します。

ドア内装を取り外すと、ドアスピーカーの装着状態が見えます。

ドアスピーカー取付状態です。
アルミニウム製スピーカー固定台座で固定されています。
純正配線は無加工がベター。

純正スピーカーケーブルを加工して接続してありました。
スピーカーケーブルを加工してしまいますと、後々発生する不具合の可能性は否定できません。
施工によって、音を悪くしている懸念。

スピーカーの周囲に、ドア内装との間を塞ぐスポンジ材が貼られていましたが、スピーカーのエッジにも貼られていたため、振動板の動きが抑制されていることが懸念されます。
振動板の動きが抑制されているので、本来の音とは異なります。
乱暴に言えば、「施工で音を悪くしている」とも言えます。

エッジに貼るのは悪影響しかありませんので、エッジを破損させないよう、気を付けて剥がします。
スピーカー固定台座の材質を変えるだけで、大きく音質向上。

アルミニウム製スピーカー固定台座からスピーカーを取り外し、弊社でクラウンスポーツ用に専用設計製造しております鉄製台座で付け替えします。
弊社製「クラウンスポーツ用音質向上スピーカー取付コンプリートキット」の状態に組み込みます。
スピーカー固定台座は、重く硬いことで、スピーカーの振動を空気振動=音に変換させる能力が向上します。
音に変換させる能力向上効果で、細かい音や弱い音まで耳に届きやすくなり、ハッキリしたリアル感ある音に感じられます。

取りはずしたアルミニウム製スピーカー固定台座です。
ご存知の通り、アルミニウムは軽量で、台座の重量は0.55kgです。
アルミニウムは加工しやすく柔らかいという性質もあります。

弊社でクラウンスポーツ専用に製造している、鉄製スピーカー固定台座です。
アルミニウム製より硬く強固なだけでなく、1.75kgの重量があります。
硬いだけでなく、アルミニウム製の3倍重いので、スピーカーの振動をしっかり受け止めて、音へ変換します。
工具でガッチリ締め込むことで、鉄製台座の能力を発揮。

鉄製スピーカー固定台座を表と裏から工具でガッチリ締め込みます。
強固に固定することで、スピーカー固定台座の能力を発揮しやすくなります。
音を良くするための手間とテクニックは惜しまず投入。

「音質向上スピーカー取付キット」を取り付けした状態です。
スピーカーと内装の間には、空気を通さないスポンジ材を追加して、不快な内装の鳴きやビビり音を抑制しています。
スピーカー固定台座が変わっただけでなく、音を良くするための手間とテクニックは惜しみなく盛り込んでいます。
他店で取り付けした音とは異なります。
ダッシュボード上スピーカー取付状態確認と、取付方法見直し施工。

ドアスピーカー付け替え施工に引き続き、ダッシュボード上スピーカー付け替えを実施します。

ダッシュボード上スピーカーでは、センタースピーカーも付け替えします。
柔らかく軽量な樹脂製台座では、キツい音になりがち。

ドアスピーカー台座はアルミニウム製でしたが、ダッシュボード上スピーカー台座は樹脂製でした。
軽量で柔らかい樹脂製台座では、スピーカーの振動を音へ変換する効率が大変低く、強い音しか耳に届きません。
強い音しか耳に届かないと、キツい音になりがちです。
木製スピーカー固定台座の音は、アルミニウム製よりも良くない。
経年劣化まで考慮すれば、作成する意味は無い。

全国的には樹脂製と同様な強度と重量を特徴とする「木製スピーカー固定台座」を作成して取り付けしている店舗が大半のようです。
樹脂製では型が無いと製造できませんが、木製では「加工しやすいために車両に合わせた作成がしやすい」というのが、理由だそうです。
言い方を変えれば「木工さえできれば、音のスキルが伴わない店舗様でも施工可能な内容」ということらしいです。
作成しやすいだけで、音のことは理解できているかは不明ですし、より良くしたり、新しいことにチャレンジする気が無いように思えます。
「切り出して接着して塗装して乾燥させて」と時間が掛かる工程のため、自社で木製台座を作成している店舗では、日帰りでスピーカー交換できないようです。
木製台座は経年劣化に大変弱く、ネジ穴からドア内の雨水が侵入します関係上、早いものですと、1年程度で強度が無くなってしまうケースもあります。
音が良くなる効果がなく、経年劣化に弱い木製台座は、作成する意味は無いと断言します。
耳に聞こえる音が悪かったクラウンスポーツのドアスピーカー固定台座が、木製より硬くて重いアルミニウム製ということを考慮しますと、全国的には同様な音、またはそれ以下の音しか出せていないのかもしれません。
施工時間が掛かる上に、良好な音が出せないのでは、施工依頼する意味が無いと考えます。
良好な音が出せないために、デッドニングが必要だったり、プロセッサー内蔵アンプを追加取り付けしないと、音が成り立たないのかもしれません。
他店で「スピーカー交換したが、音が良くなっていない」という場合は、スピーカーの機種選定がダメなことも否定しませんが、取付施工がダメな可能性も大きいことが分かり、確信になりました。
微細な振動も音に変換して耳に届けることで、リアル感ある音に。

ダッシュボード上スピーカー固定台座も、ドアスピーカーと同様に、重く硬い鉄製台座をクラウンスポーツ用に専用設計製造して使用します。
細かい・弱い・微細な振動を音として耳に届けることで、表現力があるリアル感ある音に感じられます。

センタースピーカーも、同様に鉄製台座へ付け替えします。
台座材質を共通化してダッシュボード上スピーカーの音色が揃うことで、ブレずにシャキッと合った音になります。
高音の専門職・ツィーターは、無理ない高音再生には必須。

Bewith製スコーカーが高音を出せる性能があるとは言え、高音の専門職である「ツィーター」からの高音には敵いません。
弊社での施工前に「割れた感じの高音」が出ていたのは、ツィーターを追加せずに無理して高音を出していたからに過ぎません。
Bewith製ツィーター(L-25R)は、Aピラー内装に半埋め込み加工して装着します。
Aピラー内装は加工しておりますが、乗り換え時には、純正スピーカーへ戻すのと同時に、Aピラー内装をメーカーから取り寄せして、完全に純正状態に戻すことが可能です。

ツィーターを装着したAピラー内装を装着すれば、ダッシュボード上スピーカー取付見直しが完了します。

センタースピーカー部の見た目は一切変わりません。
スピーカー取付方法見直しとツィーター追加施工、完了。

ツィーター追加と取り付け方法の見直しが完了しました。
見た目はAピラーに追加したツィーターが異なるだけで、ほぼ変わりません。
肝心な音ですが、根本から音が大きく変わりました。
- 施工前は、抑揚が薄く、寂し気な感じなのに、妙にキツい音でしたが、施工後は、全体的にハリのあるハッキリした音です。
- 低音もしっかり出ますし、高音もキレイに伸びます。
- ボーカルや楽器の音が活き活きとリアル感があり、表現力も感じられます。
音楽が楽しめる車になりました。
お客様から、ご感想などをいただきました。
Q1:当店へご依頼される前に、どんなことをお考えでしたか?何にお困り、お悩みでしたか?

A1:他店で交換したスピーカーの高音の割れが気になり、相談させていただきました。
Q2:何がきっかけで当店を知りましたか?(インターネットの場合は、検索ワードをご記入ください)

A2:インターネットで検索しました。「 クラウンスポーツ スピーカー 」
Q3:なぜこのタイミングでご依頼しようと思ったのですか?

A3:他店で取り付けてもらったスピーカーの音が、時間が経てば慣れると思っていましたが、2ケ月経っても慣れずにいたので、調整をすることに決め、情報収集を始めました。
Q4:量販店を含む他店があるにも関わらず、何が決め手となって、当店へご依頼いただけましたか?

A4:メールでのやり取りが大変丁寧で、ダメなものはダメと言っていただき、信頼できるお店だと確信し、依頼させていただきました。
Q5:実際にご依頼いただいて、音などはいかがですか?(できるだけ具体的に教えてください)

A5:気になっていた点は解消され、満足しています。
静岡県湖西市からお越しのN様、ご依頼ありがとうございました。
クラウンスポーツでのオーディオ音質向上、ご相談から承ります。

クラウンは、スポーツに限らず、クロスオーバーやセダン、エステートでも、ご相談から承ります。
クラウンスポーツ用音質向上スピーカー取付コンプリートキットの詳細はコチラ
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