エクストレイル純正ナビ付車で音が悪くてお悩みの方へ
デュアリスと統合モデルチェンジして、スタイリッシュになった、日産エクストレイル(T32型)です。
メーカーオプションナビならではのお悩みは「音」
メーカーオプションナビ装着車ですと、日産お得意の「アラウンドビューモニター」も付いてきますし、目的地検索や案内においての問題は皆無と思われます。
残念ながら、音に関しては、ご不満を持たれているオーナー様もおられます。
当店をご依頼いただく前のお悩みを伺いました。
Q:弊社へご依頼いただく前に、どんなことでお悩みでしたか?
メーカーオプションナビ付への対処は「基本的にお断り」
「音がボンヤリしているけど、ディーラーや近くのお店だと対応してくれない。基本的にお断りのスタンス」
という、悲しい対応をされてきたようです。
ディーラーさんは販売上の戦略もあるとは思いますが、量販店を含む他のお店は、触るのすら怖いらしいのです。
「下手に触って不具合が出てしまうくらいなら、断った方が安全」
リスクを負わないのは、仕事上で大事なことでしょう。
オーディオ本体はアラウンドビューモニターも統合
純正メーカーオプションナビは、アラウンドビューモニターの表示も含みますので、オーディオのために外す訳には行きませんし、外した方がデメリットいっぱいです。
従来の「ナビ交換して音を良くする」という手法は、完全にNGです。
音質向上は、スピーカー交換で対応可能。
オーディオシステムというのは、ナビ部分だけで成り立っているわけではありません。
音の出口である、スピーカーを良質なものに交換することで、音質向上させることが可能です。
実は去る数ヶ月前に、一度弊社へいらしてくださって、ご相談とデモカー試聴をされています。
お仕事のご都合もあり、再度のご来店まで時間が掛かりましたが、スピーカー交換をご依頼いただきました。
デモカーにてご試聴の上のチョイスは、クラリオン製北米専売スピーカー
数ヶ月前のご来店時に、デモカーにてご試聴されています。
ご依頼の際には装着機種は決まっておられました。
「クラリオン製北米専売スピーカーSRQ1623S」です。
日本国内で販売されている同社のスピーカーとは、出てくる音自体が大きく変わります。
残念ながら、クラリオン製に限らず、日本国内向けスピーカーは、交換しても「あれ?音が変わっていない?」と思えるものが一定数存在します。
SRQ1623Sは、ビシッとしているのに豊かな低音と、気持ちよい伸びのある高音で、交換後の音は、純正スピーカーとは全然違うことを実感できます。
楽器の音やボーカルのリアル感も、純正とは比較になりません。
「今まで私は何を聴いていたのでしょう。」とスピーカー交換後にご感想をいただくこともあります。
ドアスピーカー交換時の固定は、車両に合わせた固定台座が必要
純正スピーカーは、車両のドア形状に合わせた専用形状のスピーカーです。
市販スピーカーに交換する場合、「バッフル」と呼ばれる固定台座が必要です。
一般的には木製台座を使用だが、デメリットも
車種のドア形状に合わせた台座のことなのですが、一般的には木材を削って作成します。
木材と言っても材質は幅広く、硬い木の無垢材から削り出すものから、合板を用いるものや、MDFと呼ばれる木の粉を接着剤で固めたものまで様々です。
形状を作りやすい(削りやすい)MDFで作る場合が多いのですが、木材特有のデメリットがあります。
一番のデメリットは、雨による水分を含んだり乾燥したりを繰り返すことによる劣化です。
水分対策のために塗装などを行いますが、固定用ネジ穴からも水分は侵入しますので、完全に水分対策を行うのは難しいと言えます。
木材でバッフルを作成する場合、年に一度は状況確認と補修のためのメンテナンス作業が必要になります。
メンテナンスを怠ると、気が付いたらスピーカーが外れていたり、脱落している場合もあります。
(先日ご相談いただいた案件では、他社製バッフルの接着部分が剥がれて、市販スピーカーが脱落しました。)
弊社でのバッフルは、デメリットが少ない鉄製を採用
弊社では、基本的に鉄製をお勧めし、採用しております。
デメリットは、市販木製台座に比べ、若干価格が高い程度です。
(市販木製が約5000円、鉄製は10000~13000円、ワンオフ木製は店舗によって金額は様々)
メリットは3つあります。
- プラスチックや木材に比べて硬いため、音質が他材質に比べて良好
- 水分による経年変化が無いため、定期的なメンテナンス不要
- 塗装工程が不要なので、スピーカー取り付け作業が早い
1.音質が他材質に比べて良好
弊社で材質による音質の比較実験を実施しております。
柔らかい材質より硬い材質の方が、ハッキリした音になりやすい傾向があります。
ボンヤリした音を好まないのであれば、できるだけ硬い素材を選ぶ方が、好みの音になりやすくなります。
2.定期的なメンテナンス不要
降雨によってドアに水が入ります。
木製ですと水分侵入によって、膨張収縮を繰り返して劣化し、硬さが失われて、スピーカー保持機能が減少しますが、鉄製では性能劣化がありません。
鉄製台座は、スピーカー機種変更や乗り換えの際に外すときまで、メンテナンス作業は不要です。
3.スピーカー取り付け作業が早い
木製台座の作成工程は、測定→切り出し→(場合によってはパテ補正)→防水施工や塗装→乾燥、と多岐にわたる上、それぞれに時間が必要です。
木材への塗料浸透時間を考慮すると、塗装して強制乾燥するのは得策でないかもしれません。
塗装と乾燥時間で、少なくとも1日掛けることを考えますと、日帰りで取付完了して帰れることは、有り得ません。
鉄製台座は、既に製造済みです。
内装を外したら、すぐにスピーカー取り付け作業に取り掛かれますので、スピーカー作業が日帰りで完了します。
台座以外にも、取り付けで良くなる点を盛り込み
台座だけでなく、取り付け作業によっても音は変わります。
- 固定ネジの締め付け強度を強くして、振動板の動きを空気振動に変換させやすくする。
- スピーカー固定面の空気漏れを無くし、背面からの音で発生する打ち消し合いを無くす。
- スピーカーと内装の間を塞ぎ、内装のビビり音やブクブク音を抑制する。
左右で施工状況に差があると、左右の音にも違いが出てしまい、音に違和感が出ますので、左右の施工が変わらないように気を遣うことも重要です。
スピーカー交換後の見た目は変わりません。
ツィーターは、ダッシュボード上の純正っぽい位置
高音は指向性が大変強いため、高音専用スピーカーであるツィーターは、見える位置に固定した方が、高音が耳に届きやすくなります。
高音が耳に届きやすいと、キレイに響く感じを実感しやすいだけでなく、音の表現力が上がります。
T32型エクストレイルでは、ダッシュボード上に純正ツィーター用グリルがあるように見えますが、純正ツィーターが入っていない車両では穴が明いていません。
(穴は照度センサー用です。)
ツィーターを埋め込んでしまうと、音が出てこない!ということになります。
ご相談の上、純正グリル付近に固定することにしました。
固定角度は、音を聴きながら調整しています。
取り付け完了後、音はいかが?
- 出てくる音の質自体が良好な海外からの取り寄せスピーカー
- 取り付け台座など考慮した材質
- 音が良くなる手法を盛り込んだ施工
スピーカー交換完了後、どんな音が出るでしょうか?
ボンヤリ感のないスッキリした音ですが、低音の迫力があり、ビシッとした音、伸びやかな高音になっています。
「ボンボン」とした低音も、「ズンズン」に変わりました。
ボーカルも、声になっています。
ご感想をいただきました。
Q:実際にご依頼いただいて、いかがですか?
エクストレイルに限らず、メーカーオプションナビ付車での音質向上は、ご相談から承ります。
車でのご試聴で、音をご確認ください。
ご相談やご試聴のお問い合わせやご依頼は、お電話(055-952-3236)かお問い合わせフォームからどうぞ。
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