スバルWRX(VA)での音質向上スピーカー取付見直し
安定した走りと速さが強烈な、スバルWRX(VAB型)STIです。
スピーカーが変わっていても、音割れや音質に不満が!
「ディーラーオプションナビとディーラーオプションスピーカーを取り付けしたものの、音割れやボンヤリした音が気に入らない。
せっかく取付したスピーカーを変えずに音を良くしたい。」
とのことで、音質向上施工のご依頼をいただきました。
音質向上には、スピーカー機種選定だけでは効果半減。
音質を向上させるには、装着するスピーカーの機種選定も大事ですが、取付方法や部品、材質なども、音に大きく影響します。
特に、ボンヤリした音をハッキリした音にしたい場合は、「できる限り、重く硬く、空気流通を考慮」が重要です。
ディーラーオプションのケンウッド製スピーカー装着済み。
ドア内装を取り外すと、交換済みのディーラーオプションスピーカーが見えました。
ケンウッド製スピーカーKFC-XS1703Fです。
音質向上目的のドアスピーカー取り付け手法、大公開!
固定は「硬く重くガッチリ」が音に効く。
固定台座は「重く硬い」と、ボンヤリせずシャープな音に。
ディーラーオプションでは、アルミ製台座を使用しておりました。
弊社では、より重く硬い鉄製台座を使用しています。
重く硬いものを採用することによって、スピーカー振動板の振動を空気振動(=音)に変換する効率が高くなりますので、ボンヤリしていた音がシャープな音に変わります。
一般的にスピーカー台座として多く用いられる樹脂や木材よりも、金属製の方が音にハッキリ感が出ます。
アルミよりも鉄の方が重くて硬いお陰で、よりリアル感の高い音になりやすいです。
台座固定ネジも、硬く固定できるものに変更。
純正では樹脂ナットを使用しておりますが、鉄製ネジ&ナットに変更して、ドア鉄板に硬く固定できるようにします。
樹脂ナットではなく鉄製に変更することによって、工具で締め付けできる強度が上げられます。
最大固定強度が上がったら、固定強度を上げる工夫を。
スピーカー固定台座を固定する際には、ドライバーだけでなく、背面からスパナなどを使用して、より強固に締め付けします。
樹脂ナットのままでは得られない強度が得られます。
(締め付け過ぎによる、ネジを折損に注意!)
より太いネジに変更して、締結強度を上げる。
スピーカー固定台座の穴径によりますが、スピーカー固定ネジも太くなることによって、締結強度が上げられます。
固定台座の重く硬いことによる音質向上効果を、台座やスピーカーの固定方法変更によって、相乗効果が生まれます。
ドア鉄板からの反力を得やすくなり、スピーカー振動板の振動が空気振動に変換される効率が上がります。
音=空気の振動。
空気流通を制御することによって、音も変わる。
スピーカー背面からの音が表面に影響しないよう、空気流通をシャットアウト。
スピーカー背面と表面の空間が繋がっていると、背面からの音も表面に届きます。
背面からの音は、表面の音と真逆の音ですので、背面からの音と表面の音が出会ってしまうと、音同士を打ち消し合ってしまいます。
音が打ち消し合うと、音量が下がるだけでなく、音の表現力が下がってしまいます。
音質低下が避けられません。
背面からの音を表面に出さないためには、空気の流れを遮断するのが一番大事です。
一般的なスポンジ材では、残念ながら空気の流通が残ります。
弊社では、スピーカーと固定台座が接する面に、空気を通さないスポンジ材を挟み込み、空気の流れをシャットアウトします。
空気の流れを遮断するだけでも、音質向上しますので、見逃せない内容です。
スピーカーとドア内装の間にある隙間を塞ぎ、音の不具合を防止。
スピーカー周辺部とドア内装の間にも隙間が発生します。
隙間があると、ドア内装内にも音が入り、内装をブクブク鳴らしてしまったり、ビビり音を発生する原因になります。
スピーカー周辺部へ、空気を通さないスポンジ材の厚いものを追加施工して、ドア内装との隙間を塞ぎます。
ドア内装を装着すれば、見た目は変わらないものの、音は格段に良好になっています。
ダッシュボード上ツィーターからの音を、より多く耳に届ける施工。
ダッシュボード上の左右に、高音専用スピーカー(ツィーター)が内蔵されています。
保護用網(グリル)は、厚さがある樹脂成形の関係上、フロントガラスを反射した音しか耳に届きません。
反射は100%ではなくエネルギーは減衰します。
減衰した上で間接音ですので、ツィーターからの高音は耳に届きにくい状態です。
高音が届きにくいと、強い高音しか耳に届かず、表現力を持つ弱い高音が届きにくいです。
「高音が聞こえないから」とナビ側で高音を上げると、「キツい高音」になりがちです。
ツィーターからの高音が耳に届きやすくなるだけで、「キツくならず滑らかで、気持ち良い高音」になります。
ツィーターグリルへの穴明けで、直接音が耳に届く。
ツィーター保護用網(グリル)へ穴を明けます。
丸を穴を明けてしまいますと、保護の意味が無くなりますので、強度を保つためのリブを残して加工します。
穴明け後、ダッシュボードに装着した角度にしてみますと、ツィーターの姿が見える状態になります。
姿が見えるということは、直接音が届くということになります。
穴明けすると音が届きやすくなりますものの、見た目が良くありません。
加工したグリルに、薄いサランネットを被せることによって、音を良くしたまま、見た目に違和感無いようになります。
車両へ装着すると、ご依頼された本人しか違いが分かりません。
表現力を持つ弱い高音も耳に届く状態になりました。
見た目変わらず、音質向上完了!
施工前と見た目に変化無く、音質向上施工が完了しました。
音はいかがでしょうか?
施工前のお悩みだった、音割れやボンヤリした音が無く、
- ボコボコせず、ビシッとした低音
- 乱暴ではなく、クリアな高音
- ボーカルや楽器の音にリアル感
大きく音が変わりました。
お客様から、ご感想などをいただきました。
Q1:当店へご依頼される前に、どんなことをお考えでしたか?何にお困り、お悩みでしたか?
A1:音ワレ、ぼんやり感
Q2:何がきっかけで当店を知りましたか?(インターネットの場合は、検索ワードをご記入ください)
A2:近所で作業出来る所
Q3:当店を知って、すぐご依頼いただけましたか?しなかったとしたら、どんな不安がありましたか?
A3:すぐ依頼しました。
Q4:量販店を含む他店があるにも関わらず、何が決め手となって、当店へご依頼いただけましたか?
A4:専門知識があると思いました。
Q5:実際にご依頼いただいて、音などはいかがですか?(できるだけ具体的に教えてください)
A5:大変まんぞくです。
静岡県伊豆市からお越しのO様、ご依頼ありがとうございました。
スピーカー交換しても音が良くない!とお嘆きの方、ご相談から承ります。
「音質向上を目的にスピーカー交換したのに、思ったより音が良くならなかった。」
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音や状況確認も実施してからの施工承りとなります。
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