イチから始めるカーオーディオ第1弾~ボルボV70フロントスピーカー片側だけ交換編

5月にボルボ850T-5RからボルボV70に車両入れ替えして、早いもので2か月経過しました。

プレミアムオーディオでも、好みになるとは限らない

この車両には、プレミアムオーディオが付いていて、ドルビープロロジックや特殊形状のスピーカーが装着されています。

しかし、いくら聴いても調整しても、好みの音になりません。
では「音が気に入らない場合の最初の一歩」を踏み出すことにしましょう。

昨今、純正オーディオから市販オーディオに交換できない車両が多くなってきている現状もあり、「純正オーディオのまま音を良くしたい」というニーズが増えています。

ということで、ほぼどんな車両でも手を付けられる「スピーカー交換」をしてみます。

純正スピーカーの取り外しと解析

ボルボV70純正スピーカーとキッカー製KSS6574
まず、内装を外した状態で、純正スピーカーを観察します。

最近のトヨタ車のようにリベット留めではありますが、比較にならないほど硬い!

スピーカー本体横にホーン形状が付いていますが、どれほどの効果を持つものか。

ツィーターはドアハンドル付近にあります。
特殊な形状ではありません。

以上から、リベットの硬さとホーン以外は、特別な部分は無いように思えます。

片側のみ交換して、純正と聴き比べできるように

今回は運転席側のみ交換して、純正スピーカーと市販スピーカーで聴き比べできる環境を作ります。

また、デッドニングやスピーカー位置の嵩増しなどは実施せず、あくまでいわゆる「ポン付け」にします。

こうすることによって、車種や施工方法の違いに囚われることなく、純粋にスピーカーを交換した効果が分かります。

作業内容は、弊社での標準的な内容

ボルボV70フロントスピーカーをキッカーKSS674に交換

固定用の穴明けと、既存の穴を塞いで、配線以外は無加工です。

台座は弊社でイチオシで効果が確認できる、アルミ&ラバーのハイブリッドバッフル板を使用します。

しかし、ボルボ用なんてものは存在しませんので、車両側に追加穴を明けて、ガッチリ固定します。

剛性が高い板なので、ドア鉄板が弱くて音がビビるなんてことも無くなります。

ツィーターは純正位置に埋め込み。固定角度も吟味

ボルボV70ツィーターをキッカーKSS674のツィータへ

角度調整した上で、固定用板金を作成して固定しています。

ツィーターは見た目を変えないよう、純正位置に埋め込みます。
しかし、取付角度にはこだわります。

これが聴いてる方の耳に向いていないと、表現力が格段に変わってしまいます。

ホントに「ポン」付けされる方々の音に表現力が薄いのは、ここが原因ではないかと思います。

交換後の音は、全然違う

ボルボV70スピーカー交換後

見た目は一切変わりませんが、音が全然違います。

運転席側だけ交換完了して、音を左右切り替えて確認します。
やはり、全然違います。

純正を聴くと、CDなのにFM以下に思えるほどです。

もちろん同じような金額のスピーカーでも変化に乏しいものもありますし、同じ機材でも取付によっても低音が出にくかったり変わります。

少しの間、この状態で聴いて、さらに理解度を深めてから、助手席も交換します。

早ければ7月中、遅くても8月に入ったら施工するでしょう。
純正と市販のスピーカーを比較試聴したい方、今がチャンスですよ。


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