メーカーオプションのJBLってどうなの?~30系ヴェルファイアプレミアムサウンドシステム付車の前後スピーカー交換
弊社のブログをお読みくださって、神奈川県からいらしてくださいました。
30系ヴェルファイアのメーカーオプションナビ付車です。
またしても、JBL社製オーディオが入っています。
プレミアムサウンドシステムという名称で、17スピーカーだそうです。
前席と後席の音を何とかしたい
今回は「前席で聴くより後席の方がマシだけれども、それでも音が悪いので、なんとかしたい。」とのご要望です。
ご自身も奥様に運転を代わってもらって、後席に乗る機会が多いからだそうです。
以前の弊社作例(フロントスピーカー交換)をお読みくださっておられたので、方法としましては踏襲し、スピーカーを選定します。
デモカーでご試聴いただいたところ、前後ともキッカー製KSS674を採用いただきました。
JBLオーディオならではの取り付け方法
ここで、前回のおさらいです。
JBLオーディオ付の場合、ドアに低音専用のサブウーハーが付いていて、それ以外の音は、ダッシュボード上の小さいスピーカーから出ています。
そのため、そのまま市販スピーカーに交換してしまうと、ボーカル帯域を含む音が全然出てこなくなってしまいます。
量販店などで、このような状態に陥ってしまった車両があると伺っております。
トヨタの仕掛けたワナです。
このため、JBL(プレミアムサウンドシステム)付車は一般的には「スピーカー交換不可」になっており、一般的な手法だと、プロセッサーやアンプを含めた大掛かりなシステムを組む必要があります。
そこで、弊社では、純正システムの状態を把握した上で解析し、フロントスピーカーの交換に成功しました。
ボヤボヤしない音が出るようになり、ボーカルを含めた表現力が格段に向上しました。
一番下の低音はフロントスピーカーから出てこないながらも、リヤハッチにあるサブウーハーで低音を請け負ってもらいます。
前後スピーカー交換後
この車両には、前後スピーカーを付け替えしました。
フロントツィーター取り付け部分です。
フロントドアスピーカーは、KSS674のウーハー部を取り付けし、ツィーター部は純正ツィーターの位置に埋め込みました。
施工前と変わらない見た目
そのため、見た目は純正とまったく変わりません。
ツィーターに関しましては、取付スペースが大きくないので、あまり角度は付けられませんでしたが、そこそこに表現力が高い音になりました。
リヤスピーカーに関しましては、フロントと同様に、純正位置に取り付けしています。
ツィーターも純正位置に埋め込みしていますので、見た目は純正と同じです。
合計2日間で取り付けしまして、翌日、奥様が車両を引き取りにいらっしゃいました。
「よくわかりませんが、音がキレイになった気がします。」とのコメントでした。
低音が不足、ならば接続方法を再検討
そして、その翌日…
ご依頼主のご主人様からお電話をいただきました。
「低音が足りないねぇ」
元々フロントドアについていたサブウーハーの音がどこにも出ていませんので、低音が以前より少なくなっているのは確かです。
サブウーハーの音を出す新プラン
そこで、フロントドアのサブウーハー出力を有効活用しようという新プランを実施しました。
細かく言えば、フロントドアの音量が若干小さくなりましたが、前後バランス(フェダー)で調整する必要もない程度でしたので、実際の使用には問題ありません。
おかげで、サブウーハー帯域の低音も出てきていますので、迫力や雰囲気も良くなりました。
サブウーハーを追加しているわけではありませんので、見た目も変わらず、邪魔になるものも追加していません。
(音質的には市販のサブウーハーを追加した方が良好になる可能性が高いです。)
30系ヴェルファイアおよびアルファードメーカーオプションナビプレミアムサウンドシステム(JBL)付車でも、今よりしっかりした表現力の高い音に変えることが可能です。
また、後日談ですが、以前フロントスピーカーを交換させてもらったヴェルファイアのフロントスピーカーへも、同様に純正フロントドアサブウーハー出力を追加させてもらいました。
これで弊社出荷車両につきましては、共通仕様となりました。
めでたしめでたし。
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