ザリノイズ発生?三菱RVRドア内修正とスピーカー交換

ノイズ原因究明とスピーカー交換した三菱RVR
走行中に「ザリッというノイズが出る」ということをキッカケにご来店くださいました。
三菱RVRです。

お話を伺うと、どうやらいろいろご自分でなさった上、スピーカー交換を他店様で交換されたとのこと。

走行中の雑音を減らすために、あらゆる箇所にご自身で手を入れてありました

ご自分で作業なさった内容は、「走行中の雑音を減らしたいから」という理由で、ドア防振をはじめ、フロアやピラー、屋根に至るまで手が入っています。

走行中には同乗していませんが、結果は容易に想像が付きます。
目的に対しての行動は分かりましたし、結果も出ています。

別のノイズは、ご自身では原因特定できず

ただし、「ザリッ」というノイズに関しての原因ではなさそうです。
ドア内装を外して見てみます。

RVRのユーザードア防振
かなりのレベルで防振をしていることが分かります。
防振材の端をグラスファイバーテープで補強したりと、内容もしっかり丁寧です。

スピーカーの機種は、パイオニア・カロッツェリアの高級セパレートスピーカーTS-V171Sですので、どこかにパッシブネットワークがあるはずですが、見当たりません。

パッシブ回路に浸水しているのがノイズの原因

伺うと、どうやらドア内の内鉄板と外鉄板の間にあるそうです。
あれ?雨水が通る経路ではないですか?
RVRのドア鉄板内に装着されていたパッシブネットワーク
ドア内鉄板に固定されている穴塞ぎ鉄板を外すと、穴塞ぎ鉄板の裏に固定されていました。

ビニール袋に入れた上、グラスファイバーテープで固定していますが、経年変化で水が入っている可能性は否定できません。

ビニール袋を外して中のネットワーク回路を確認しますと、若干腐食の跡があります
水が浸入している証拠です。

水が入っていると、ネットワークの素子が腐食している可能性が高いですので、振動でザリッというノイズが出るのは当然です。

残念ですが、浸水ですと修理不可で、交換が必要となります。
スピーカーセットでご購入くださることになりました。

弊社オススメスピーカーに交換

クラリオン製SRQ1623S
弊社で試聴をしてくださったところ、クラリオン北米専売モデルSRQ1623Sに決定しました。

RVRでのスピーカー交換
台座は既に弊社推奨の鉄製台座を使用しておられましたので、取付状態をチェックしつつ、流用使用します。

防振しすぎで音が鳴りにくかったりしますので、状況に応じて防振材を一部外しました。

ツィーター位置は変更して純正位置へ埋め込み

高音専用スピーカーであるツィーターは、従来はダッシュボード上に置いてありました。
RVRのドアミラー内側純正位置へ取り付けしたSRQ1623Sのツィーター
サイズが大きいツィーターですので、内蔵できませんでしたが、新ツィーターはコンパクトサイズですので、純正位置であるドアミラー内側の三角板に内蔵します。

音質や音場のことを考慮して、運転席耳の位置に合わせて角度調整して固定します。

RVR純正ツィーター位置に埋め込み後
完成後の見た目は、純正と同じ状態になりました。

ツィーターの角度調整も実施しておりますので、音質や音場は良好な状態です。
リアルな感じの音になっています。

低音から高音まで過不足なく出てくれるスピーカーですので、サブウーハーが追加されている状態でも低音の質がヌケ無く自然に良好になりました。

サブウーハーの接続方式変更で、ナビ側コントロール可能に

サブウーハーへの接続はスピーカー出力からRCAへ変更
追加で、サブウーハーの信号をスピーカーケーブルからではなくデッキ(ナビ)の専用出力から取得するように配線変更しました。

ナビ上で低音の設定もできるようになりました。

音に疑問がある状態だったり不具合があるようでしたら、まずはご相談を。
ご希望もお伺いします。


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