ポルテでのスピーカー交換とリヤスピーカー追加下準備
トヨタ・ポルテで、オーディオのご相談を承りました。
状況を確認して、ご希望とは異なる内容のご提案
当初のご希望では、お持込のCDデッキとアンプの加工取り付けでした。
2つの理由で、取り付けを諦めてもらいました。
- かれこれ20年以上前の機材でノーメンテナンスの中古を某オークションサイトで購入されている素性の分からないモノであったこと。
- お持込のアンプが一部欠損していたため→通電危険
単純に取り付けしても良い音がする可能性が低い上、加工等で大きなお金が掛かります。
音も大事だし、安全性が第一。
機材不備で電気的に危険な状態になることを判っており、進めてはいけないと判断しました。
単に取り付けするのが目的ならば、それでも良いのかもしれません。
取り付けして「良い音を期待している」のであれば、違うと思います。
選定している機種で音を期待しているのは分かります。
冒頭から否定している感じになってしまいましたが、結果的には仕上がりの音と操作性、安全性が大事なポイントです。
ご相談の上、フロントスピーカー交換に決定
車両を見渡せば、オーディオについてはディーラーオプションのナビが付いているのと、ダッシュボード上の純正フロントスピーカーが装着されています。
音に期待するのは、最終的な音の出口であるフロントスピーカーを「良好な音をしっかり出せるものに」交換してからではないかとご提案。
キッカー製10cm径スピーカー・KSC404を採用します。
音に影響があるマグネットのサイズや振動板の材質が大きく異なります。
個人的には振動板周りのエッジ材質も気になるところです。
純正に多いウレタンエッジは、音もボンヤリしがちなだけでなく、経年変化に弱いため、あまり長持ちしません。
古めの車両で、純正スピーカーのままですと、エッジが割れている車が多いです。
小さい音だと問題ないのに大きめの音にすると音割れするケースは、エッジ割れの可能性が高いです。
単に交換するだけでは、スピーカー裏側から出てくる音が回り込んで、聴こえる音に悪影響を与えてしまいます。
スピーカー前後の空間を遮断する処理を追加します。
隙間をひたすら埋めるだけだと、内装が付かなくなってしまいますので、装着を考慮した施工が重要です。
内装を付けると、見た目は純正そのままです。
音は全然違います。
リヤスピーカー追加用配線を用意
「リヤスピーカーは同様に某ネットサイトで購入したBOSEの置き型スピーカーを追加したい」とのこと。
モノが大丈夫かは目の前に無いので判断つきません。
最終的な接続はご自分でなさるとのことなので、純正リヤスピーカー用配線へ延長用スピーカーケーブルを長めに追加して、接続準備を行います。
最終的な部分までお手伝いしていませんので、イマイチ不安ではありますが、さしあたり完成です。
CDはディーラーオプションナビで再生可能ですので、CDデッキを追加しなくても音は聴けます。
ダッシュボード上スピーカーのみですと絶対的な低音が不足しがちですが、後ろに追加する予定のBOSE製スピーカーに期待するということで結論付けました。
ご希望に添えるか分かりませんが、音と操作性と安全性を考慮した取り付けをご提案します。
その車に何がベストかを常に考える
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