三菱パジェロミニでの音質向上目的のスピーカー交換

スピーカー交換した三菱パジェロミニ

コンパクトな軽自動車の中でも、本格クロスカントリーな外観と装備を持つ、三菱パジェロミニです。

最新型のオーディオデッキだが、音が良くない。

三菱パジェロミニ装着のオーディオデッキ

既にケンウッド製の最新型ディスプレイ(画面)内蔵オーディオデッキが装着されておりましたが、出てくる音がお好みではないようで、スピーカー交換をご依頼くださいました。

試聴の上での選択は、国内最高峰メーカー製

弊社の試聴用車両(デモカー)にて、音をご試聴・ご確認くださった上でのチョイスは、国内最高峰メーカーBewith製リファレンスAM Duo165です。

ドア内装を外して、純正スピーカーをチェック。

三菱パジェロミニ純正ドアスピーカー

ドア内装を外して、スピーカーを確認します。

特に破損していたりせず、キレイな状態でしたが、ボンヤリした音が出ています。

スピーカーの取付前に、取付可能か寸法をチェック。

スピーカーを取り外して、ご希望のスピーカーが取付可能か、奥行きなどをチェックします。

軽自動車でのスピーカー交換では、見た目を変更しない場合、ドアの厚さが薄いため、お好みのスピーカーが取付できるかは、ドア内寸法に左右されます。

厚さ方向の調整に、オリジナル鉄製スペーサーを使用

三菱パジェロミニドアスピーカー交換後

弊社でスピーカーを取付する際に使用する鉄製台座に加え、奥行きと口径を確保するためにオリジナル鉄製スペーサーを使用します。

寸法としましてはギリギリではありますが、窓ガラスを開けてもスピーカー背面が干渉しない位置への固定が可能なことを確認できました。

取付台座とスペーサーに鉄を採用する理由

スピーカー固定には、車両のドア内形状に合わせた固定台座が必要です。

台座材質を変えるだけで、音が変わる!?

「スピーカーが固定さえできれば、材質は何でも良い

確かにその通りではありますが、
「台座の材質が異なるだけで、出てくる音が大きく変わる」
としたら、いかがでしょうか?

弊社の実験では、樹脂(プラスチック)→木材→アルミ→鉄の順で、音にリアル感としっかり感が増えることが確認できています。

スペーサーも同様で、鉄製台座+樹脂スペーサーの組合せでは、樹脂台座を使用した音に酷似してしまいます。

やはり固定に関する部分は鉄に統一すべきです。

経年変化でスピーカーが脱落!?

音の面だけではありません。

樹脂やアルミでは問題ありませんが、木材では経年変化が気になるところです。

ドア内には、雨の日に雨水がドアに侵入し、スピーカー背面も濡れます。

スピーカー固定台座の裏面も濡れるのですが、木材ですと吸水してしまいます。

吸水と乾燥を繰り返すと、木材は構造がスカスカになってしまい、最悪の場合、スピーカーが脱落してしまいます。
(弊社で診させてもらった一例です。)

塗装してあっても、ある程度の年月が経過すると、隙間や割れ・ヒビ部分から水分が浸入し、劣化が起こります。

木材を使用しないと固定できない車種であれば、仕方なく採用しますが、鉄製で取付可能な車両であれば、積極的に採用すべきです。

取付作業開始

スピーカー取付作業開始です。

寸法をあらかじめ計測してありますので、取付作業に心配事はありません。

乗り換え時に、スピーカーも載せ替え

後々、乗り換えでの車両下取りの際には、純正スピーカーに戻して、次の車両にもスピーカーを載せ替え可能です。

スピーカー交換時に使用するケーブルを作成

純正スピーカーへの付け戻しも可能になるよう、接続用ケーブルを専用制作して、スピーカーコネクタやケーブルは切らずに、スピーカーを接続します。

隙間は音にとって大敵。

空気の通る道は、音にとって大変重要ですので、大変気を遣うポイントです。

空気が通れば音も通り、音が濁る原因に。

スピーカーとスペーサー、スペーサーと台座、台座と車両の間にも、少ないながらも隙間が発生します。

空気が通る隙間があると、音も通ります。

スピーカー背面から出た音がスピーカー表側へ漏れますと、音波干渉が起こり、音が濁ってしまいます。

スピーカー周辺での音漏れは、できるだけ防止したいところです。

スピーカー取付で発生する隙間は、弊社指定パッキン材で塞ぎます。

ドア内装とスピーカーの間も塞ぎます。

スピーカー表面とドア内装の間にも隙間がありますので、隙間ができないようにパッキン材を追加します。

スピーカーとドア内装の間が開いていると、ドア内装の中に音が入りやすくなり、ドア内装がビリついたノイズを発生したり、ブクブクした音を発生したりするようになります。

ツィーターは、音出しテストして、良好な位置に。

三菱パジェロミニAピラーへツィーター追加取り付け

ツィーター(高音専用スピーカー)は純正がありませんので、仮接続して音を出してみて、音が良好になる位置にします。

Aピラーの左右位置に固定することにしました。

スピーカー交換完了。音は?

三菱パジェロミニドアスピーカー交換後
内装のグリルから、うっすら交換後のスピーカーが見えます。

スピーカー交換作業完了しました。

肝心の音はいかがでしょうか?

純正スピーカーから出ていた「ボンヤリ」としていた音は無くなり、シャキッとハリのある音になりました。

ボーカルや楽器の音もリアルです。

ケンウッド製デッキでの調整は未実施ですが、無調整でも良好な音です。

パジェロミニでの音質向上は、お気軽にご相談ください。

お電話(055-952-3236)やお問い合わせフォームからどうぞ。


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