ランドクルーザー80系でのオーディオリニューアル施工
「中古車でランドクルーザー80系を購入した。これから自分好みにカスタマイズしたい。」とのことで、お問い合わせくださいました。スピーカー交換を全部実施し、ナビからスマホナビ対応ディスプレイオーディオ化、サブウーハー追加を実施しました。施工後、大変お喜びいただけた施工事例をご紹介します。

トヨタランドクルーザー(80系)です。(以下ランクルとします。)
ハイリフトになっておりますので、少々乗り降りが大変ですが、体格が大きいオーナー様ですので、問題はなさそうです。
中古車購入で、オーディオを一通りやり直したい。

「中古車をご購入したので、オーディオを一通りやり直したい。」というご希望で、お問い合わせをいただきました。
実際のオーナー様は、米国からお越しの日本在住の方(日本語が通じません)で、お問い合わせは同じ職場の日本人の同僚様からでした。
弊社代表が英語不得意なため、メールでのやり取りを日本語で実施させてもらい、職場でオーナーさんと英語でお話ししてもらい、また返信いただいて、の繰り返しで、ご相談を進めました。
弊社へのお問い合わせも同僚様からでしたが、弊社をお探しくださったのも同僚様です。
同僚様には、大変お手数をお掛けしました。
あらかじめ、車両の状態写真を多数お送りいただきましたので、詳細仕様までメールで煮詰めさせてもらいました。
ご希望の内容は、以下の通りです。
- 英語表示が可能な、スマホナビ対応のディスプレイオーディオへの付け替え。(日本のナビでは、読めないし案内を聞いても分からない。)
- スピーカーは、経年劣化で欠損箇所や破損箇所があるため、全スピーカーを新しいものへ付け替え。
- 純正サブウーハーは流用せず、ズンドコも余裕で対応する、ガチなサブウーハーを追加。
弊社からお勧め内容をご案内し、ご検討の上、ご依頼くださいました。
内容が多いので、少々高額のため、財務省様の決済が必要だった(お国が変わっても、どこでも同じようです)ようですが、「本国へ帰る際に車を本国へ持ち帰って、本国でも乗る」とのことでしたので、了解がいただけたようです。

交換するスピーカーは、音質良好でサイズバリエーションが豊富な、米国キッカー製スピーカー、KSシリーズをご採用くださいました。
車両お預かりから、施工開始。
ディスプレイオーディオやスピーカー等の機材をご用意しました上で、車両をお預かりします。
前述の通り、オーナー様は日本語が通じないため、片言のナンチャッテ英語で対応、ではなく、同僚様もご同行くださいました。
ホント、助かりました。
施工内容が多いため、1日では終わりませんので、複数日お預かりすることになりました。
まずは、車両状態を確認します。
車両状態や内容によっては、施工可否や施工方法、機材の変更も考えられますので、スムースな施工には大変重要です。
内容確認とディスプレイオーディオ取付。

配線類確認と既存カーナビの取り外し等を実施します。
音が鳴っていない等の不具合もありましたので、不具合原因も含め、全体を調査および把握します。
英語表示対応のディスプレーオーディオ、ケンウッド製DDX-5020Sへの付け替えも実施します。
スピーカー欠損!

あらかじめいただいていた写真で把握はしておりましたものの、スピーカーが欠損していたりする箇所が多く、大半から音が出ていないことから、「なかなかハードな内容で、一筋縄では行かない。」と、先の難航さを容易に予想させる状態でした。
スピーカー経年劣化による破損と付け替え。

初年度登録からたいぶ長い年月を経ておりますので、すべて破損していても、不思議はありません。
可能な限り、長く不具合なくご愛用いただけるよう、キッチリ施工します。

ドア内装を取り外すと、純正ドアスピーカーの姿が見えます。

純正スピーカーです。
当時から、80系ランクルのスピーカーについては、ちょっと特殊な形なのは承知しておりましたが、今見ても、特殊な形状に思えます。

音が鳴らない純正スピーカーを取り外して、状態を確認します。
スピーカー背面から確認しますと、振動板周辺のエッジが割れているところか、完全に全周欠損して脱落していました。
振動しても音は出ない状態です。

ナビ裏までの純正スピーカーケーブルが正常なことを確認しました上で、スピーカーを付け替えしました。
運転席側はスピーカーグリル(網)も無いため、左右両方とも、スピーカーに付属のグリルを装着して、左右の仕様を合わせています。
ダッシュボードスピーカー裏に外部アンプが!

ドアスピーカー交換に引き続き、ダッシュボードスピーカーを交換します。

ダッシュボードスピーカーグリルを取り外すと、純正スピーカーの姿が見えます。
おや?スピーカーの背面に何かがありそうです。

純正スピーカーを外した後に確認しますと、スピーカーの奥に純正アンプが装着されていました。
スピーカー交換するとスピーカーと干渉するため、配線内容を確認して、アンプは取り外すことにしました。

ダッシュボードスピーカー交換後です。
純正位置へキッチリ装着しています。

ダッシュボード内祖を元に戻せば、ダッシュボードスピーカー交換完了です。
見た目は変わりませんが、しっかり音が出ますし、ハッキリした音が出ています。

ダッシュボード上に、高音用スピーカー(ツィーター)を追加しました。
指向性が強い高音は、見える箇所へ設置することで、高音が耳に届きやすくなりますし、クリア感も増します。
運転席に向けた角度調整した上での固定をすることで、よりオーナー様に合わせたリアル感ある音に仕上がります。
リアドアスピーカー交換。

リアドアスピーカーは欠損していないながらも、見た目には正常ではない状態に見えます。

リアドアスピーカー交換後です。
リアドアスピーカーにも純正グリルが無かったため、フロントドアスピーカーと同じ仕上がり状態にしました。
トランク天井スピーカー交換。

トランク天井にあるスピーカーも交換します。

トランク天井の純正スピーカーです。

ドアスピーカー等に比べ、小口径のタイプで、付け替え可能なスピーカーが少ないサイズですが、米国キッカー製KSシリーズであれば付け替え可能です。

純正グリルを装着すれば、見た目は変わらない仕上がりです。
低音増強効果が薄い純正サブウーハーには着手せず。
代わりに、「ガッツリ鳴るサブウーハー」を。

トランク右にあります純正サブウーハーには着手しません。
外から見ても分かるほど、明らかに破損していますし、口径が大きくありませんので、低音増強効果も限定的です。
「見た目を変えたくない。」または「荷物を積むから、できるだけ邪魔なものは積みたくない。」というご希望であれば、純正サブウーハーに着手するのも方法も一つですが、お客様からのニーズは、「ガッツリした低音」ですので、ガッツリ鳴るものをご提供します。
弊社で米国キッカー製スピーカーを選定するのと前後して、オーナー様からサブウーハーの機種指定がありました。

30cm径箱入りサブウーハーとハイパワーアンプの組み合わせ、米国キッカー製KKP212をご指定です。

サブウーハーをトランクに搭載しました。
堂々とした迫力あるサイズです。

サブウーハー用アンプは使い勝手が良いよう、サブウーハーに固定しています。
多少トランク内での移動ができるよう、配線を長めに製造しています。

低音を増強するサブウーハーは、電力を多く消費します。
電源は、電源供給潤沢な、バッテリーへ直接接続します。
サブウーハーを安定動作させ、動作不具合を防止します。

エンジンルーム内は、他の配線類と違和感ない仕上がりです。
整然とした配線施工は、不具合を未然に防止します。
オーディオリニューアル施工、完了。

ディスプレイオーディオ取付、スピーカー交換、サブウーハー追加等、オーディオリニューアル施工が完了しました。
音質良好になりました上、使い勝手、良好です。

既設のバックカメラも流用していますので、後方確認が難しい車両でも、安心して後退できます。
古めのランクルでも、オーディオはご相談から承ります。
不具合があったり、破損がある車両でも、一通り診させてもらった上での施工が可能です。
お問い合わせやご依頼は、お電話(055-952-3236)またはお問い合わせフォームからどうぞ。
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