80系ハリアーJBL付車での音質向上スピーカー交換

高級SUVで人気の高い、トヨタハリアー(80系)JBL付車です。

ハリアーの上級グレードでは、大画面ディスプレイとJBL製オーディオが標準装着されます。

JBL製オーディオが装着されたハリアーをお乗りの方から、

「全体的に音がこもっている。クリア感が足りない。」

とのお悩みをご相談くださいました。

オーディオ本体部分を交換不可な、純正ディスプレイオーディオ車ですので、音質向上するには、アンプ追加やスピーカー交換がベターです。

費用対効果が高い、スピーカー交換をお勧めします。

JBL付車では、純正で、低音・中音・高音それぞれ専用のスピーカーが装着されておりますので、左右各3箇所のスピーカー交換が必要となります。

弊社試聴用車両で、スピーカー交換後の音をご確認いただいた上、ご依頼くださったのは、国内最高峰メーカーBewith製スピーカー、リファレンスAM Trio Sです。

クリア感やリアル感が高いだけでなく、アンプからの信号に忠実動作する再現性が高いため、音の数が多いです。

「今まで気が付かなかったけど、こんな音が入っていたの!?」という音が試聴だけでも分かります。

スピーカー交換だけでも、音楽を聴くのが楽しくなります。

ドアスピーカー交換から開始します。

ドア内装を取り外すと、純正JBL製スピーカー(ウーハー)の姿が見えます。

車両構造も新しくなっていることが分かります。

従来使用されていた、ドアの雨漏れ防止用ビニールを廃止し、硬い樹脂製パネルに変更されています。

ドア鉄板部分をスピーカーボックスに見立てて施工する「デッドニング」は、施工のしようも意味もありません。
(ビビり音を発生している箇所へ防振対処するのは、デッドニングではありません。)

純正JBL製ドアウーハーです。

先代ハリアー(60系)JBL用スピーカーと大変似ておりますが、異なるスピーカーです。

弊社で把握している限りでは、80系ハリアーJBL専用スピーカーのハズです。

純正ウーハーを固定しているリベットを取り外すには、通常はドリルを使用して破壊する方法を選択すると思います。

ドリル使用の工法ですと、アルミの切り粉が発生して飛散しやすく、掃除をしても、尖った切り粉が室内に残りやすいのが難点です。

尖った切り粉は、刺さると痛いです。

弊社では、切り粉が発生しにくい施工方法を採用しています。

ニッパーでの切除によって、細かい切り粉が発生しにくい上、飛散しにくいですので、室内への侵入を抑制できます。

ドアウーハー交換後です。

取り付けするスピーカーの機種選定だけでなく、音質向上や長期間不具合なく使用するために実施している点があります。

スピーカーを固定する台座の材質を考慮するだけでも、音質は向上しますので、疎かにはできません。
実験の上でベストだと判断した材質を採用することで、よりハリのある音を実現しています。
ネジの締め付け具合でも音は変わりますので、均等にしっかり締め込むことも重要です。
ドア内装内に音が侵入すると、内装を鳴らしてノイズを発生させてしまうことがあります。
内装内への音の侵入を抑制する「空気流通コントロール施工」も追加しています。
スピーカーケーブルの接続には、純正スピーカーと同じコネクタを採用しています。
純正ケーブルを切断してしまいますと、ケーブルの材質によっては接続不可になるケースもあります上、施工不良での不具合発生(音が鳴らない、ノイズが出るなど)の懸念があります。
長期間不具合なくメンテナンス不要で快適・安全に使用するための施工です。