80系ハリアーJBLボンヤリ音をスピーカー交換で対策
先進性高く、スタイリッシュな都会派SUV、トヨタハリアー(80系)です。
通常、JBL製オーディオはメーカーオプションでの注文ですが、一部の上級グレードでは標準装着されます。
標準装備されたJBL製オーディオの音が気に入らない。
標準装着されたJBL製オーディオの音を聴いて、音にご不満を感じられた方から、音質向上のご相談をいただきました。
「男性ハイトーン系ボイスの曲をよく聴くが、中高音域のクリア感が弱い。」
比較的、具体的な内容です。
オーディオの音にご不満なら、スピーカー交換がお勧め。
音質のご不満がある場合、音の出口であるスピーカーを対処するのが、効果が高く、お勧めです。
カタログにはスピーカーの数やメーカー名は書けても、スピーカーの質について言及されていることはありません。
裏を返せば、「コストが掛けられていない可能性が高い」ということも言えます。
昨今は「燃費第一」のユーザーが多く、機材は出来るだけ軽くしたいというのも、音質低下の原因の一つだと考えられます。
アンプなどの回路部品は、軽くしようとしてもお金が掛かるだけで難しいので、軽量化しやすいスピーカーにしわ寄せが来るのも不思議ではありません。
車両でのご試聴の上、ご選択されたスピーカー。
弊社の試聴用車両にてご試聴の上、ご選択くださいましたのは、
- 弊社でオーストラリアから独自輸入しております、クラリオン製スピーカーSH1624S
- 米国キッカー製KSC2704
の、弊社でも大変人気の高い組み合わせです。
JBL製ドアスピーカー取り外し。
ドア内装を取り外すと、純正JBL製スピーカーの姿が見えます。
オレンジ色のスポンジリングが特徴的です。
振動板を隠すようにカバーが施されておりますが、目的は分かりません。
内装を外さないと見えないオレンジ色のスポンジリングと同様に、「見えないオシャレ」なのかもしれません。
固定用リベットの取り外しも、利点がある工法を考慮。
最近、純正スピーカーがリベット留めの車両が増えてきております。
固定用リベットを切除しないと、スピーカーは外れません。
電動ドリルなどでリベットを壊す方法を選択するのが一般的のようですが、リベットの材質でありますアルミニウムの細かい切り粉が発生し、ドリルの回転で舞ってしまい、室内などを汚したり傷付けたりしてしまいやすいです。
弊社では、切り粉の発生を抑制する目的で、ニッパーを使用して切除する工法を選択します。
室内が汚れにくい・傷付けにくいだけでなく、細かい切り粉によって生じる怪我も予防できます。
作業者だけでなく、施工後のお客様の怪我も予防できますので、可能な限り考慮すべきでしょう。
リベットを切除して、スピーカーを取り外しました。
比較的クリーンな取り外しです。
JBL製Aピラーとダッシュボード上スピーカーの取り外し。
80系ハリアーのJBL製オーディオには、ドアスピーカーだけでなく、Aピラーの高音用スピーカー(ツィーター)とダッシュボード上中音用スピーカー(スコーカー)が装着されています。
Aピラーに装着されている純正ツィーターを外します。
ダッシュボード上の中音域スピーカー(スコーカー)も外します。
ドアスピーカー同様、オレンジ色のスポンジリングや装飾の入った薄い布カバーが付いています。
音に関してメリットがあるようには思えません。
車両から外した純正スコーカーと純正ツィーターです。
「クリア感がイマイチ」と言われる原因の多くは、この2個のスピーカーによるものです。
車両に合わせてカスタマイズした、音質向上スピーカー。
取り外したドアスピーカー、ダッシュボード上スコーカー、Aピラーツィーターの取付方法に合わせて、音質向上目的のスピーカーを作成します。
固定方法は純正スピーカーと同じですが、より効率良く音に変換するよう、硬く重い鉄製台座を採用します。
効率良く音に変換できると、リアル感が高く、表現力のある音になりやすいです。
固定方法だけでなく、接続方法も純正スピーカーと同様です。
純正スピーカーと同じ形状のコネクタを採用して、確実な接続を実現します。
ボルトとナットで、ガッチリ固定すると、よりしっかりした音に。
表と裏から、ボルトとナットを、+ドライバーとスパナで、ガッチリスピーカー台座を締め付けします。
ガッチリ固定することによって、スピーカーの振動を効率良く空気振動(=音)に変換してくれます。
硬く重い鉄製台座を採用する理由と同じです。
ドアスピーカーを交換しました。
ドアスピーカーを交換しただけでも、低音の出方が変わり、引き締まったシャープな低音になりました。
ドアスピーカー交換後も、ドアの見た目は変わりません。
中音用スコーカーと高音用ツィーターも、より良い音になる工夫を。
ダッシュボード上のスコーカーにも、ガッチリ固定できる鉄製台座をオリジナル製造しております。
スコーカーが担当する中音は、ボーカルを中心とする楽器の音が多いので、よく聴く帯域です。
微動をもしない固定をすることによって、ボーカルや楽器の音が、より正確に耳に届きやすくなります。
ツィーターはAピラーの純正位置へ埋め込みます。
高音は指向性が強いので、向いている方向に強くエネルギーが出ます。
内部で固定角度を運転席や助手席に向けて調整した上で固定します。
単なる純正位置の固定よりも高音のクリア感が向上します。
見た目が変わらず、音だけ良くなっている、スピーカー交換後。
スピーカー交換が完了しました。
見た目は、スピーカー交換前と変わりません。
見た目が変わらないまま、音だけ良くなっています。
ご希望の男性ハイトーンボイスだけでなく、全体的にクリアでリアル感のある音になっています。
使い勝手も変わりません。
潤沢に供給される低音に合わせ、少しだけ調整。
純正JBLオーディオでも低音が出ていましたが、よりしっかり引き締まった低音が潤沢に出るようになりましたので、低音を少し絞っています。
低音だけを絞ると、バランスが悪くなりやすかったので、相対的に高音と中音を少し上げ、低音を少し標準位置方向に戻しました。
バランス良好です。
左右バランスを右に一つ動かしましたところ、運転席の正面真ん中から音が聞こえるようになりました。
お客様から、ご感想などをいただきました。
Q1:当店へご依頼される前に、どんなことをお考えでしたか?何にお困り、お悩みでしたか?
A1:男性ハイトーンボイス系を聞く事が多く、中高音域のクリア感が弱く感じていた。
Q2:何がきっかけで当店を知りましたか?(インターネットの場合は、検索ワードをご記入ください)
A2:ハリアー 80 JBL
Q3:当店を知って、すぐご依頼いただけましたか?しなかったとしたら、どんな不安がありましたか?
A3:メールで何度かやりとりさせていただき、予算に見合ったプランや試聴をご提案いただき、納得してから決めました。
Q4:量販店を含む他店があるにも関わらず、何が決め手となって、当店へご依頼いただけましたか?
A4:JBL付き車の施工が出来るのと、費用対効果が、期待できたこと。
Q5:実際にご依頼いただいて、音などはいかがですか?(できるだけ具体的に教えてください)
A5:今まで不満に感じていた中高音域がクリアになったのと、特に楽器の音がクリアに聞こえる様になった。
静岡県御殿場市からお越しのT様、ご依頼ありがとうございました。
ハリアーでの音質向上、ご相談から承ります。
トヨタハリアーで、オーディオの音にご不満があるようでしたら、ご相談から承ります。
JBL製オーディオの有無は問いません。
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