CX-5にてスピーカー交換施工数年後の不具合原因検証
マツダの新世代ディーゼルエンジンを搭載したSUV第一号車で人気に火が付いた、CX-5です。
「音が出ない」不具合原因検証作業ご依頼
弊社にて施工の車両ではありませんが、「なんだか最近左側の音だけ出なくなった。」とのことで、原因究明と修正をご依頼いただきました。
ナビは音が良いと定評のある「サウンドナビ」
パッと見ましたところ、三菱電機製サウンドナビが付いています。
音を聴く前ですが、きっと良い音が出るのではないかと予感させます。
高音専用スピーカー(ツィーター)がダッシュボード上に設置されています。
やはり三菱電機製、いわゆる「ダイヤトーン」です。
きっと、それなりに音を良くしたいという思いで製作し、気を遣っていると思います。
音を出してみますと、おっしゃる通り、左側のスピーカーのみ音が出ません。
ナビ裏の配線は、気になるながらも異常無し
ナビ裏の配線をチェックしてみます。
ツィーターの接続がエレクトロタップだという部分が若干気になりますが、他には特に問題は無さそうでした。
鳴っていないスピーカー自体をチェック
ダイヤトーンでツィーターだけ追加することは考えにくいので、恐らくドアスピーカーも交換していると思われます。
音が出ないという不具合が発生している左側のドア内装を外します。
まさかのスピーカー落下!
ネジ類を外し、内装を外そうとしたところ、「ゴゴン!」と音がしました。
「えっ!何!」
次の瞬間、外そうとしたドア内装とドアの隙間から、ぷらーんとドアスピーカーがぶら下がってきました。
スピーカー固定台座の剥離による脱落が発生
ドア内装を外してみますと、スピーカー固定台座の接着部分が剥離していて、スピーカーが脱落していました。
良い音が出る前に、固定がされていない状態ですので、最悪の場合、事故にも繋がります。
ドア内配線も怪しげだったので、すぐに修正しました。
スピーカー台座剥離修正作業
接着剤のみの固定では、今回のケースのように将来の経年変化による剥離なども考えられますので、接着剤に追加して、木ネジでの固定も追加します。
雨水の侵入による木材自体の劣化も低減するために、木ネジ部分にもコーキングを施します。
接着して木ネジで固定しても、接着面には隙間が生じる可能性があります。
隙間があると、音が漏れてしまいますので、台座の効果も半減します。
隙間を無くすことによって、音を良くする効果も
接着面だけでなく、表と裏からもコーキングを追加して、音漏れを防ぎます。
これだけでも音質向上します。
修正完了しました。
木材自体の経年変化による劣化までは、問題ないと思われます。
症状が出ていた左側だけでなく、右側も同様施工でしょうから、右側も同様に修正施工しました。
スピーカー交換後に適した設定に修正
ナビ上の設定は、出荷時の状態になっておりましたので、スピーカー交換後に適した設定に修正しました。
音のお好みがあれば、別途調整作業もいたします。
音は、無事サウンドナビとダイヤトーンスピーカーの音になりました。
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