良い音のオーディオでは、「自然の音が自然のまま聞こえる」のです。
「人の声」が「人の声」として聞こえます。
しかし、これは聞いたことが無い方にはわからない表現かもしれません。

スピーカーでは電気信号を空気振動に替えて耳に届けるのですが、それを形づくるのは「アンプ」です。
正確に言えば、CDなどの微弱信号をスピーカーを振動させられるだけの大きな信号に増幅するのが役割です。
ここで精度の高い増幅をしないと、「人の声」が「人の声」として聞こえないのです。

精度が高いアンプというのは高価ですので、純正オーディオや純正ナビ(ディーラーオプションを含む)には採用されていないことがほとんどです。
市販デッキや市販ナビゲーションの中には、制度の高いアンプが入っているものもありますので、それらでは良い音がします。
しかし既についているものから交換できない場合はどうでしょう?
それを解決するために、後付の外部アンプが存在します。

追加するだけで、表現力の高い音になります。

ちなみに、カタログも見るポイントを知らないと、「寸法やデザイン」と「価格」しか分からないかもしれません。
カタログにある「最大出力」は、この値だけ大きいものは「売るための値」である可能性が高いです。
なぜなら、「一瞬ここまで力を出せます」という値でしかありません。
出力で見るならば、連続してここまで出せるという値の「定格出力」です。

もちろん「定格出力が大きいから良い音」になるとは限りません。
出力値で音を考えるならば、以下のようになります。
例:聴いてる音量で1w使う場合、「その1wを余裕を持って出せる」→「歪みが少ない」→「正確な音」→「良い音」です。
この点から、歪みが少ないことを数値化した「歪み率」に注目してみましょう。
これがカタログに掲載されていないものも多いですが、掲載されているものは、それなりにしっかりした設計をしている可能性が高いといえます。

また、スピーカーを動かすだけでなく、動きを止めるのもアンプの役割です。
これはやはり「出力」で変わります。

しかし、動かしたり止めたりする力は、出力で測れない部分もあります。
それは「力の質」です。
これはカタログには掲載されていません。
なぜなら数値化できていないからです。
聴かないと、わかりません。
聴いて「これが良い」とか「これ、好き」といった判断が一番です。

そのため、ここまで読ませておいて申し訳ありませんが、重要なのはカタログに穴が空くまでじっくり見たところで、「音は一切分からない」ということです。

結局、聴くのが一番、となります。
ぜひ弊社デモカーで聴いてみてください。