C-HRでの北米専売逆輸入スピーカーへの交換
シート高が高めで運転しやすいコンパクトSUVが人気ですが、さらに一番人気のトヨタC-HRです。
ディーラーオプションの９インチ画面付きナビNSZT-Y66Tを装着しておりますが、オーディオの音がお気に召さないようで、スピーカー交換をご検討されました。
C-HRはスピーカー交換不可!?
トヨタからは「スピーカー交換不可」の案内が来ているC-HRですが、解析の上、対策して問題ないよう施工しております。
車で試聴してのお好みは、北米専売スピーカー
５台ある弊社デモカー(試聴用車両)でのご試聴で、「これ」とご指名いただけたのは、弊社で独自に逆輸入している、クラリオン製北米専売スピーカーSRQ1623Sです。
日本向けと海外向けは、商品ラインナップが異なる
日本国内に流通している同社製とは、出る音が大きく異なります。
メーカーの方に聞きましたところ、クラリオン製に限りませんが、海外向けと国内向けで商品を分けているようです。
海外向けは、音に関してシビア。
日本国内向けは、カーオーディオ市場が冷え込んでいるせいなのか、日本の方がそれほど音に興味が無いのか、頓着がないのか、そこそこな価格でも、しっかり良好な音が鳴ってくれるような製品が多いとは感じられません。
海外に出ると、カーオーディオの人気は相変わらず高いものの、「日本製だから」と言って買ってくれるほど甘くはありません。
日本国内よりも、出てくる音に関して厳密にクールに判断されるようです。
弊社で吟味を重ねた機種
海外向けの中でも、弊社で試している限りでは、国内向けで販売量が多いスピーカーとそれほど変わらない価格で、一番しっかり音が出るものが、クラリオン製SRQ1623Sです。
動きが良いスピーカーのおかげで、外付けアンプ使用の本格オーディオセットだけでなく、純正ディーラーオプションナビ等のアンプ内蔵ナビでも十分に効果が発揮できます。
弊社では、メーカーオプションナビとの組み合わせが比較的多いです。
スピーカー固定台座は、鉄製がオススメ。
スピーカー取り付け台座は、一般的に用いられる木材製では、出てくる音を受け止めきれないので、弊社では鉄製をお勧めしております。
スピーカーが振動して空気を動かして音にしておりますが、スピーカーの台座や車体がブレてしまっては、せっかくの振動が音になりにくくなります。
プラスチックや木材やアルミよりも、鉄の方が硬く重い素材であることから、振動を受け止める能力は数段高いです。
実際に弊社の比較実験でも、硬く重い素材の台座に変更することによって、音のリアル感が増すことを確認いたしました。
スピーカーの機種をワンランクアップさせるよりも、リーズナブルに音が良好になります。
台座も音響パーツとして理解するべきでしょう。
価格もプラスチック製が2500円、木材製が5000円程度からありますが、鉄製ですと10000～13000円です。
後々鉄製台座へ付け替えて、音の違いを楽しむのも良いですが、効果をご存知であれば、最初から鉄製を採用する方がベターだと思われます。
内装への音抜けを防ぎ、内装からのノイズを抑制
内装に音が逃げないよう、スピーカーと内装の間に空気を通さないスポンジ状素材を厚めで追加します。
内装がビリビリ鳴ったりブクブクした音が出るようですと、スピーカーの音によって内装が鳴ってしまっている可能性があります。
内装へ音波を与えないようにすれば、内装が鳴らずに不快なノイズを抑えられます。
ツィーターは、見える位置に、乗員に向けた方向で固定
高音専用スピーカーのツィーターは、純正位置に隠すことも可能です。
単純に音のことを考えますと、中に埋め込むよりも、見える位置に出した方が音は伝わりやすくなります。
高音は直進性が高いため、隠した位置だと大変伝わりにくくなります。
C-HRでは、ダッシュボード奥の左右に純正スピーカーグリルがありますので、この上にツィーターを固定します。
見通しの良い、表現力の高い音になります。
音を聴きながら、固定する方向を調整します。
スピーカー交換完了後の音は？
出来上がりました。
ドアの見た目は、純正と変わりません。
音はいかがでしょうか？
当然ながら、純正スピーカーとは雲泥の差です。
全体的にぼんやりしていた音がシャッキリして、低音はビシッとしています。
高音はキレイに響きますが、不快なキンキン音では無い上に、よく伸びます。
ボーカルもリアル感がありますし、バックの演奏も楽器の数が増えています。
C-HRで「音が悪くてなんとかしたい」という方、ご相談から承っております。
ご試聴でお好みの音を探してください。
お問い合わせは、お電話(055-952-3236)またはお問い合わせフォームからどうぞ。
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