スバルBRZ(ZD8)音質向上スピーカー取付交換検討
弊社に試聴用車両スバルBRZ(ZD8)を導入することが決定して、約1ヶ月後の納車に向けて、スピーカー交換の検討を始めました。
コストが掛かっているのは理解できるが、どうにも良い音が出ない純正スピーカー。
納車前に純正スピーカーを取り寄せして、コストが掛けられていることは事前確認してありました。
ある程度は良好ではないかと期待していましたが、残念ながら、期待は大きくハズれました。
ボンヤリした音で、クリアな感じがしない。高音が無い!
低音の量だけは多い。
オーディオデッキを取付して、音を出してみましたところ、全体的にボンヤリした音で、ツィーターが付いているのに、クリアな音どころか、高音がありません。
ボーカルや楽器の音も、リアルっぽさは皆無で、CDを再生してもラジオを聞いているような音質です。
低音の量だけは、ボンヤリながらも立派に大きい音が出ます。
高価な3wayスピーカーシステムなのに、効果が無く、音が悪い。
ツィーターやスコーカー、外部アンプが装着されている、高級でコストが掛かっているハズの3wayスピーカーシステムですが、残念ながら効果が無く、簡単に言えば「音が悪い」です。
音質向上に費用対効果の高い、スピーカー交換を実施。
純正スピーカーに見切りを付けて、音質向上に費用対効果が高いスピーカー交換を実施します。
「適切かつ確実」なスピーカー交換をするだけで、音質は大きく変わります。
単にスピーカー交換するだけでは、音が良くならないどころか、「お金を掛けたのに、音が変わったか分からない」ということも発生します。
スピーカーの機種選定も大事ですが、使用する部材や施工技術によって、より良好な音に変貌します。
良質な音を出す、国内最高峰メーカーBewith製。
最新型スピーカーを採用。
採用したのは、国内最高峰メーカーBewith製スピーカー、リファレンスAM Trio Sです。
音のリアル感が高く、弊社でのご試聴後にお選びくださる方が多く、人気の高いスピーカーセットです。
スピーカーの機種が良好なだけでは、「良い音」にはなりません。
純正スピーカーの弱点を確認し、より良好な音にする部材と取り付け技術。
取付に使用する部材や取付技術も、音を大きく左右します。
純正ドアスピーカーの解析。
ドアスピーカーは、低音から中音を担当しています。
電気エネルギーを音に変換する能力を高くする、硬い鉄製固定台座。
低音を出すには、同じ音量であれば、中音や高音よりもエネルギーが多く必要です。
大きなエネルギーで動くスピーカーの振動板は、やはり大きく振動します。
スピーカーのフレームや固定台座が、柔らかい材質(樹脂=プラスチックや木材)のものですと、「暖簾に腕押し」状態になり、空気振動=音に変換しにくくなります。
純正スピーカーは、樹脂製フレーム&台座ですので、音へ変換しにくい状態です。
しっかり硬く、重量のある、鉄製台座を使用して、音への変換効率を上げて、ビシッとした締まりのある低音と厚みのある中低音を実現します。
あらゆる隙間を埋めて、スピーカー背面からの音を遮断し、内装の振動を抑制。
- スピーカーと台座の隙間
- 台座とドア鉄板の隙間
それぞれ隙間があると、スピーカー背面から発する音が表面側に回り込み、せっかく出した音を打ち消しあってしまいます。
隙間は空気を通さないスポンジ材で塞いで、音の打ち消し合いを防ぎます。
スピーカーと内装との隙間も発生しやすく、隙間から音が内装内に通ると、内装をビビらせたり、ブクブク音を発生させたりします。
ダッシュボード上スピーカーも、ドアスピーカーと同様な考え方。
ドアスピーカーだけでなく、ダッシュボード上にある中音用スピーカー(スコーカー)についても、ドアスピーカーと同様に検討します。
素材は良さげ?でもボンヤリして聴く気になれない音。
純正スピーカーを解析しますと、面白いことに、振動板材質は軽く動ける素材を採用しているのに、全体的にボンヤリした音です。
(ホンダ純正スピーカーにも同じことが言えます。)
スピーカー背面にあるマグネットの磁力が小さいせいで、動いた振動板を制動しにくいのかもしれません。
(低音用ウーハーのマグネットは大きいです。)
「フニャフニャ」のショックアブソーバーが付いていると、車体の動きがシャキッとせず、「ボワンボワン」して安定しないのと同様です。
「聴き疲れ」より「聴く気になる音質」を優先したい。
「聴き疲れしない音」という説明も読んだことがありますが、言い方の問題です。
「長く聴いて疲れないか?」の前に、オーディオとしては「聴く気になる音か?」の方が重要と考えます。
大半の方が、5時間10時間休みなく連続で運転するわけではありません。
アルバム2〜3枚聴く位で休憩するのであれば、「聴き疲れ」より「音質」を優先したいところです。
中音は、ボーカルや楽器の音を中心にした、一番よく聴く音ですので、一番重要なのですが、ボンヤリした音で、聴く気になれません。
結果的に、残念ながら音の質としては良いとは思えません。
リアル感の高い音を出すスピーカーと、効率良く音に変換する能力を持つ台座の組み合わせ。
- リアル感高い音を出す、国内最高峰メーカーBewith製スピーカー
- スピーカーからの振動をしっかり受け止め、効率良く空気振動(=音)に変換する能力の高い鉄製台座
最良の組み合わせで、良好な音を生み出します。
高音専用スピーカーから高音が出ていない?
ダッシュボード上スピーカーグリルには、高音専用スピーカー=ツィーターが内蔵されていますが、耳を近づけても高音がロクロク聞こえてきません。
表面がキラキラしていますので、金属コーティングを施した樹脂製振動板だと思われますが、付いている効果は感じられません。
試聴の際、聴き比べできるよう、2パターンの固定方法を採用。
ツィーターは、ドア低音用スピーカーとダッシュボード上中音用スピーカーと同じ、Bewith製高音用スピーカーを採用します。
高音は指向性が強いので、向いている方向への高音は届きやすいですが、向いていない方向への高音のエネルギー量は極端に減少します。
見える位置から音が出ることによって、よりクリア感がある音になりやすいです。
ダッシュボード上の純正位置への埋め込みと、ダッシュボード上の見える位置への固定を検討します。
音質向上スピーカー取付コンプリートキット、完成!
テスト製造して、発生した問題を解消して、テストして、の繰り返しを重ね、ついに完成しました。
「スバルBRZ(ZD8)用音質向上スピーカー取付コンプリートキット」の誕生です。
出来上がったキットは、弊社のBRZでご試聴いただけます。
ご試聴のご希望や、音質向上に関してのご相談は、お電話(055-952-3236)又はお問い合わせフォームからどうぞ。
その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
静岡県沼津市旭町82
TEL:055-952-3236
webサイトはコチラ
お問い合わせはコチラ