ポルシェボクスター(987型)ビビリ音対策と音質向上
スポーツカー好きと走るのが好きな方には大変好ましい1台、ポルシェボクスター(987型)です。
スピーカーのビビリ音をなんとかしたい。
「少し大きな音にするだけで、スピーカーからビビリ音が出てしまう。御社のボクスターでの施工例を見ると、ドアスピーカーが破損していそうな気がするので、スピーカーを交換したい。」
とのことで、スピーカー交換をご依頼いただきました。
ビビリ音発生の原因究明をするため、ドア内装を外して状況確認。
ビビリ音が発生する場合、低音再生用スピーカーである、ドアウーハーが破損しているケースがほとんどです。
ドア内装を外し、ドアウーハーを確認します。
ドアスピーカー破損を確認。ビビリ音の原因特定完了。
ドアウーハーを観察しますと、振動板周辺部にある「エッジ」が破損して脱落しているのが分かりました。
車体からドアウーハーを外しますと、エッジが欠損している部分から、スピーカーの向こう側が見えます。
スピーカー内部にあるコイルがクリアランス範囲外と接触してしまいますので、スピーカーからビビリ音が発生して当然です。
スピーカー交換することによって、ビビリ音が出なくなります上、音質も良質に向上します。
しっかりした音を出す、米国キッカー製スピーカーへ付け替え。
米国キッカー製スピーカーKSC6704を、弊社お勧めの鉄製台座を使用して、ガッチリ取り付けします。
台座以外にも、隙間塞ぎなど音質向上に効果のある手法を盛り込んで、取り付けしています。
ボクスターのスピーカーは、高音・中音・低音の3部構成。
987型ボクスターの場合、スピーカーは高音と中音と低音の3種類が装着されています。
再生周波数帯域別に、それぞれのスピーカーを用意します。
中音用スピーカーは、ドア内装に固定されている。
中音用スピーカーは、ドア内装に固定されていますので、ドアウーハーと同様にキッカー製KSC404へ付け替えします。
ドアウーハーと中音用スピーカー交換が終わり、ドア内装を元に戻せば、スピーカー交換前と見た目は変わりません。
高音用スピーカーは、ダッシュボード上の左右に埋め込み。
高音用スピーカー(ツィーター)は、ダッシュボード上の左右に埋め込まれています。
音の邪魔をするスポンジシートは除外。
保護用カバー(グリル)を外しますと、裏面にスポンジシートが貼り付けされています。
経年劣化か、触るとポロポロと粉状のスポンジが発生してしまいます。
スポンジシートがあると、音の透過性が低くなりますので、結果的に高音が聴こえにくくなります。
スポンジシートを剥がしても、見た目は変わりませんし、デメリットもありませんので、剥がします。
ツィーター交換で、よりクリアな音に。
スポンジシートを剥がしただけでも若干音質向上しますが、ツィーターも交換します。
車両側スピーカーケーブルとの接続は、純正コネクタを加工せずに接続しますので、後々の経年変化にも強い上、確実な接続です。
ドアウーハー、中音用スピーカーと同様に、米国キッカー製ツィーターKST2004を取り付けします。
スポンジシートを剥がしたグリルを元に戻せば、見た目の変化なく、クリアな高音が出るようになりました。
スピーカー交換、完了。
３箇所のスピーカー交換が完了しました。
当初の目的であった「ビビリ音の対策」は、スピーカー交換によって原因排除されました。
音はいかがでしょうか？
高級オーディオながらも全体的にボンヤリしていた音が、クリアでシャープな音になりました。
低音もモヤモヤ感なくビシッと出ますし、高音も良く伸びます。
ボーカルや楽器の音もリアル感高いです。
ポルシェボクスターでの音質向上やビビリ音対策、ご相談ください。
「ボクスターでの不快なビビリ音をなんとかしたい。」
「ボンヤリした音をなくして、クリアな音が聴きたい。」
まずはご相談ください。
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