BMW420i(F36)音を良くするスピーカー交換

「オーディオの音が悪いので、なんとかしたい」とご不満の方が、弊社へスピーカー交換をご依頼くださいました。ツィーター追加も含め、スピーカー交換を実施しましたところ、大変良好な音になりました。

BMW420iグランクーペ(F36)です。

BMWの車両では、ハーマンカードンなどオーディオメーカーが手掛けているオプションオーディオが装着されている車両もあります。

多くのBMW車には、残念ながら、オプションオーディオが装着されておらず、正直申しまして、音質は褒められたものではありません。

高級グレードの車両でも、ツィーター(高音用スピーカー)すら未装着の個体も多いです。

高音すら出にくいので、音にクリア感なんてありません。

純正スピーカーは音が出るだけの性能はありますが、良質とは言い難いため、全体的に平べったくボンヤリした音です。

高額なBMW車をお乗りの方も、「走りは良いけど、音楽を聴いてみたらガッカリ」という経験をお持ちだと思います。

BMW社は、「走りのクルマだから、オーディオの音なんかどうでも良い」か「良い音で走りたければ、先に追加で金を払え！」と思っていることでしょう。

見た目が純正のまま音が良くなりますので、高級なBMWの内装のデザインを崩しません。

お乗り換えの際には、純正に戻して、次の車両へ使用することも可能です(仕様変更で、BMW以外も可)。

音質良好で音色が心地よいだけでなく、細かい音も再生する能力がありますので、音の表現力も高いです。

施工はフロントドアのみです。

ドア内装を外します。

ドア内装を外すと、純正スピーカーの姿が見えます。

純正スピーカーです。

そもそも中音用スピーカーですので、高音は不得意です。

動きが重い振動板、振動を音に変換する効率が低い樹脂製フレームが、悪い音に大きく影響しますので、表現力は期待できません。

材料価格が安価で製造が簡単な内容を採用しています。

高級車メーカーBMWでも、コストダウンは必須なようです。

ドアミラー内側の三角内装はプレーンな形状です。

ハーマンカードン等のオプションオーディオ装着車では、三角内装の中にツィーターが内蔵されます。

高音が出ていないので、高音が聴こえなくて当然です。

音質向上するドアスピーカーです。

スピーカーの振動板は、軽量で硬度の高い金属製、アルミニウムとマグネシウムの複合材ですので、アンプからの信号を余すところなく音に表現します。
スピーカー固定用台座も、経年劣化に弱い上に、しっかりした固定に耐えられない脆弱な木製ではなく、音質向上に効果のある硬く重い「鉄製」を採用。
さらに表面硬度を上げる処理を追加して、振動を音に変換する効率を向上して、「リアル感が感じられる音」にします。
純正スピーカー台座と同じ形状や厚さにこだわらず、音質重視のため、可能な限り重く、分厚く、大きい寸法になるデザインで、鉄製台座の効果が強く発揮できる設計です。
スピーカーとドア内装の間に発生する隙間を、空気を通さないスポンジ材を追加することで、ドア内装の不快なビビリ音などを未然に防ぎます。