アバルト500でのリヤスピーカー復活交換と角度調整他
ちっちゃい車体にハイパワーが投入された、アバルト500です。
リヤスピーカーを鳴らなくされてしまった!
「他ショップでスピーカー交換してもらった際に、リヤスピーカーを鳴らないようにされてしまった。
包まれ感が欲しいので、リヤスピーカーを鳴るように、音も良くして欲しい。」
とのことで、リヤスピーカーの復活と交換を承りました。
フロントスピーカーのみ鳴らすのが正解なのか?
カーオーディオ専門店の中には、フロントスピーカー交換の際、リヤスピーカーを鳴らさなくしてしまう処理を勝手に実施する店舗もあるようです。
驚きを隠し得ません。
本来は、純正オーディオデッキにも内蔵されている「フェダー」でok。
「交換したフロントスピーカーの良質な音を邪魔したくないから、純正リヤスピーカーは鳴らさない。」という理屈は分からなくもありませんが、純正オーディオデッキにも前後音量調整する機構「フェダー」が備わっています。
フェダー調整でリヤスピーカーへ音を出さないようにすれば済むことです。
リヤスピーカーの現状確認。
現状を確認するため、リヤスピーカー周りの内装を外します。
純正スピーカーがリベット固定されていますのと、スピーカーケーブルが切断されているのが見えます。
切断のみで、絶縁処理していないのは、ショートなどの危険性があるため、早急に対処する必要があります。
リヤスピーカー復活と交換施工。
リベットを外して、純正リヤスピーカーを外します。
フロントスピーカーは、フォーカル製FLAXシリーズを装着されておられましたので、リヤスピーカーも同じシリーズがベターではあります。
FLAXシリーズに限らず、フォーカル製スピーカーは固定穴径と奥行きが大きめです。
少し奥まった箇所にある純正リヤスピーカー固定位置に入るかは不透明(というより危険)であります。
比較的奥行きが少なく、良質な音の米国キッカー製。
比較的薄型で出てくる音も良質な、米国キッカー製KSC6704を採用します。
固定と配線をガッチリきっちり実施するだけでなく、音がより良くなるよう、スピーカーと内装との隙間を、空気を通さないスポンジ材で塞ぎます。
内装を取り付けすれば、見た目は変わらず、良質な音が出るようになりました。
フロントスピーカーの状態確認。
リヤスピーカーの配線を勝手に切断してしまうような店舗の施工ですと、後々も心配です。
フロントスピーカーの取り付け状態も確認しておいた方が無難かと思われます。
デッドニングのメリットとデメリットを考える。
内装を外してみますと、フォーカル製FLAXスピーカーへの交換の上、デッドニングしてあることが確認できました。
デッドニングすることによって音は変わりますが、すべてが良い方向になるとは限りません。
車両メンテナンスや修理の際には、邪魔になってしまいます。
修理などの観点で乱暴に言えば、「お金をかけてデメリットを作っている」とも言えます。
弊社では、デッドニングは必ず実施するものではなく、スピーカー交換後にご希望に応じて、メリットとデメリットをご理解いただいた上で追加施工するものだと思っております。
木製台座作成のメリットとデメリット。
スピーカーの固定は、木材を削って台座を作成して固定しておりました。
木製台座のメリットは、弊社ユーザーには無い。
木製台座は、カーオーディオ専門店では一般的に使用されますが、ユーザー側の良い点は少なく、施工店側のメリットが多いです。
- 車両に合わせて作れるので、在庫不要。
- スピーカーを表面に出した取り付け方法(アウターバッフル)に発展させやすい。
弊社へお見えになられるお客様の99%以上の方が、見た目を変えない取り付け方法をご希望されますので、弊社としてはメリットが一切ありません。
案外多いデメリット。
デメリットは、挙げると結構多いです。
- スピーカーの振動反力として作用する硬さや重さが、金属製台座よりも劣るため、音のリアル感やクリア感が薄い傾向にある。
- 台座作成には、測定に始まり、切削加工と塗装工程、乾燥まで掛かるため、スピーカー交換だけでも即日施工不可で、数日間車両を預ける必要がある。
- 経年変化によってヒビ割れや欠けが発生し、破損箇所やネジ穴からの雨水の水分混入で強度が落ち、音質劣化する。
経年劣化について、ケースによっては、スピーカー脱落や断線もあり、最悪の場合、ショートによる車両火災も想定されます。
台座にヒビが入っているのが確認できます。
欠けている箇所も、パッと見で分かります。
表面で簡単に確認できましたので、雨水が通る背面にも割れや欠けがあることは想像に難くありません。
状況を確認して、お客様へご案内します。
後々、ご心配であれば、鉄製台座などへの変更施工を承ります。
高音用スピーカーの固定角度調整でも、聴こえる音が変わる!
ダッシュボード上に両面テープ固定してあります高音用スピーカー=ツィーターは、少しの角度調整で音が大きく変わります。
運転席で音を聴きながら、ツィーター固定角度を微調整して、再度固定します。
見た目の変化は恐らく判らないと思いますが、音は全然変わり、クリア感とリアル感が向上しています。
雰囲気と迫力が良好になるよう、既に装着済みのアンプ内蔵サブウーハーのゲイン調整も実施しました。
リヤスピーカー復活および音質向上他施工完了。
リヤスピーカー復活と交換、フロントスピーカーの取付見直しで、音がより良くなっています。
ご希望の包まれ感もあるだけでなく、全体的にクリアで気持ち良い音になっています。
お客様から、ご感想などをいただきました。
Q:弊社へご依頼される前に、どんなことをお考えでしたか?何にお困り、お悩みでしたか?
A:走行中の音量不足が気になりました。以前、他店でフロントスピーカーを交換した際、純正リアスピーカーの配線をカットしたのが原因ですが、今回、スピーカー交換と合わせて配線の再接続を依頼したいと考えてました。
Q:何がきっかけで当店を知りましたか?(インターネットの場合は、どのように検索されましたか?)
A:インターネット検索(静岡県東部 カーオーディオ)
Q:当店を知って、すぐご依頼いただけましたか?しなかったとしたら、どんな不安がありましたか?
A:以前、フロントスピーカー交換時にも候補としてはいましたが、自宅から距離が近いといった理由から他店にて施工いただきましたが、施工後に気になった点が多少あったことから、今回、改めて赤池カーコミュニケーツシステムズ様に依頼しました。依頼するにあたり、特に不安は無かったです。
Q:量販店を含む他店があるにも関わらず、何が決め手となって、当店へご依頼いただけましたか?
A:HPのブログを読ませていただき、きちんとした作業を行っていただけるものと判断しました。
Q:実際にご依頼いただいて、いかがですか?(できるだけ具体的に教えてください。)
A:既存のトゥイーターの角度調整も行っていただきましたが、リヤスピーカー交換およびウーハー設定も調整下さり施工前と比較し、音の輪郭が鮮明になり、音圧アップはもちろん、包まれ感が明らかに変わりました。
三島市からお越しのI様、ご依頼ありがとうございました。
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