純正カーオーディオでは、ごく一部の車両にしか搭載されていない「サブウーハー」、一般的には「ウーハー」と呼ばれています。
止まっている時には「良い音」だと感じていたのが、走り出すと印象は変わります。
これが高速道路を走ると、さらに変化が大きいです。
走行時の低音不足
何が起こっているのか?
クルマが走行する時は、低音の成分が非常に多いため、速度が高まり走行音が大きくなるにつれて、スピーカーから出ている低音が阻害されてしまうのです。
ですので、高速道路を走ると音楽が楽しみにくかったりするのは、そういう理由からです。
余談ですが、市販のオーディオ一体型カーナビの一部機種では、走行速度に応じたボリュームに自動調整してくれる機種もありますが、それは走行音に打ち消されにくくなるように考えられたものです。
ところで、走っている車の音に打ち消されない低音は、走っている時にこそ欲しいもの。
そういう時のために、運転席近くに低音の量を調整できる「コントローラー」があると便利です。
コントローラ全開しか使えないようなウーハーは力不足
しかし、高速道路ではなく一般道でも「コントローラー全開!」にしないと楽しめない程度の低音しか出せないウーハーでは、コントローラーが付いてる意味がありません。
やはり、サブウーハーは、空間サイズと装着位置とパワーを考慮した機材選定が重要です。
弊社では、シート下に入るサイズのもの(車種によります)と、トランク等の運転席から距離がある場所に装着しても効果があるものの両方をご用意しております。
シート下に入るサイズのサブウーハー カロッツェリアTS-WX130DA
コンパクトでシート下に装着できる可能性の高いサイズのサブウーハーでは、サイズのせいか、音がポコポコする感じの音しか出ないものもあります。
しっかりズーンとした音にするには、機種を選び、ポコポコしない音に調整する必要があります。
弊社では、「ズーン」とした音になるコンパクトサイズサブウーハーとしては、パイオニア・カロッツェリアTS-WX130DAをお勧めしております。
聴く方までの距離が遠い場合はお勧めしません。
あくまでシート下などでの取付限定です。
トランクでも大丈夫。米国キッカー製HS8
電動シート等でシート下にサブウーハーが装着できない車両の場合、必然的にトランクルームへの設置になります。
でもトランクだって荷物を積んだりします。
あまり体積が大きいものは困るという場合、ちょっとだけ大きめなサブウーハーをお勧めしております。
米国キッカー製HS8であれば、トランクに装着しても、しっかり空気を動かしてくれますので、運転席でも良質な音を楽しめます。
低音が出ると迫力が増しますが、有効に作用させる必要があります。
ところで、低音が減ると迫力が薄くなってしまいます。
不思議なことに、あまり聞こえない程度のボリュームでも、必要となる低音がしっかり出ていれば、迫力がバッチリ感じられます。
しかし単に取付するだけでは本来の効果が発揮できないのです。
音の周波数や音量などを考えた機材選定から取付・調整をしてこそ有効に作用します。
「ウーハーだったら低音さえ出れば、何でも付ければイイじゃん」というのは、もう15年~20年前の話です。
今はスマートに「迫力のある良い音」を邪魔になりにくく装着する時代です。
低音が増えるとリアル感が増す!?高音質に効果有り
さらに、ドアスピーカーでは出せない程の低い音を追加することによって、低音以外の音がリアルになりやすい傾向にあります。
音には、周波数が倍の音も付帯(倍音と言います)されていて、倍音が出てくることによって、人間の脳は「おお、リアルだ」と感じるようになります。
「低音がズンドコ欲しい訳ではないし、低音が多いものを聴かない」という方でも、サブウーハー追加は高音質に効果あります。
弊社デモカーでon-offも試すことが可能です。
ご試聴でご確認ください。