ライトエーストラックのスピーカー交換他による高音質化
ライトエーストラックで、「デッキは交換してあるものの、物足りない。良い音にしたい。」とのご相談をいただきました。
「音像がなく、音が右よりで、ばったりした感じで楽しくない音でした。」
施工前にお伺いした、お困りの内容です。
あれれ?言葉にお詳しそうな感じがあるのは気のせいでしょうか?
カーオーディオは、クルマに乗る時間の環境を整えます。
カーオーディオは乗用車だけのものではありません。
お仕事に使用するトラックでも同様ですし、乗る時間が長いことを考慮すれば、良い音の環境を整えることは大変重要です。
デッキは高級機を装着済み、音は残念ながら
オーディオデッキは、パイオニアの1DINデッキDEH-970を装着済みで、USBメモリーへ曲を入れての使用です。
スピーカーは、ドアに純正の10cm径のものが左右にあるだけです。
音を聴いてみますと、おっしゃる通り、物足りません。
- スピーカーの口径が小さいための、絶対的な低音不足
- スピーカーがドア下部にあるために、高音が出ていない
- 全体的にボンヤリした印象の音
トラックである関係上、エンジンの真上で運転しておりますので、それなりに騒音が車内に入って来ます。
音の中心、スピーカーから選択開始
ドア内装を外して見ますと、おや?既に純正ではありません。
意味不明な黒いガムテープもあります。
市販品でもボンヤリした物足りない音になるものもあるということです。
スピーカーは、そこそこにボリュームを上げても大丈夫で、しっかり音が出てくるものをチョイスします。
キッカー製10cm径スピーカー「KSC404」を選択します。
以前から、小口径ながらも、しっかり音が出るために、弊社社内でも評価の高いスピーカーで、軽トラックへの取り付けでも「軽トラックのくせに、生意気な音」とオーナー様に評価されたスピーカーです。
内装がビリついたりブクブクしたノイズを出さないよう、スピーカーと内装との間の隙間埋めも欠かしません。
施工後の見た目は純正と変わりません。
高音の補填にツィーター追加
ドア下部へのスピーカー装着のため、高音は不足しがちです。
高音専用スピーカーであるツィーターをダッシュボード上やAピラーに追加するのがベターです。
安物ではなく価格そこそこで表現力も望みやすい、パイオニア製ツィーター「TS-T730」を選択します。
弊社では、マツダBOSEシステム装着車での高音補填に実績があります。
ご相談の上、Aピラーへ穴明け加工して固定することになりました。
穴明けと言っても、ネジ固定用の穴とスピーカーケーブル通し用ですので、必要最低限です。
Aピラーへの固定の場合、両面テープのみの固定ですと、経年変化での落下などの危険があります。
後々を考えますと、可能な限りネジ固定が望ましいところです。
「ネジ固定とか穴明けは避けたい」ということでしたら、両面テープ固定でも安定性の高いダッシュボード上への台座使用での固定をお勧めしています。
低音にはサブウーハー追加が効く
ドアスピーカーが10cm径で、低音が出やすい16cm径への交換が難しいことから、低音補強には、サブウーハー追加に頼ります。
絶対的に車室内スペースが不足しております上、お仕事の空間を削ぐつもりはありません。
シート後ろに、若干の空間がありますので、サイズ的に入るものを選択します。
実物をあてがって確認しましたところ、パイオニア製アンプ内蔵サブウーハー「TS-WX130DA」であれば、問題ありません。
電源は、バッテリーから直接引き回します。
デッキ裏からの電源ケーブル供給ですと、電源容量不足に陥る可能性もあります。
電源容量不足になると、たまに低音が出なくなり、低音が欲しいところで「スコッ」と低音が抜けてしまい、せっかくノッていた気分が台無しになります。
施工後の音はいかが?
スピーカー交換・ツィーター追加・サブウーハー追加の3つで、高音から低音までの音域をカバーしています。
音はいかがでしょうか?
「施工方法や写真など説明してもらい安心しました。
音像が出て、音にあつみが出て、ひじょうに良かったです。」
施工後にいただきましたご感想です。
お話を伺いますと、以前乗用車(フォルクスワーゲンゴルフ)でオーディオ施工を他店様で行われたそうで、お詳しそうな感じは過去の経験からということが分かりました。
乗用車はもちろん、トラックでもご相談から承ります。
その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
静岡県沼津市旭町19
TEL:055-952-3236
webサイトはコチラ
お問い合わせはコチラ