初期型パジェロでの前後スピーカー不具合検証と交換
「古いパジェロなんですが…」とお電話いただいて、スピーカーの相談にお見えになられました。
確かにそれなりに古いです。
調べてみましたら、初期型パジェロでした。
1982～1991年製造とのことです。
新しい個体でも約30年前の車両ということになります。
昭和の車両です。
30年前の純正スピーカーを観察して不具合原因究明
弊社でも作業事例はありませんが、状況を観察して、ご提案をすることは可能です。
音を出すと、ビリビリとした音がします。
不具合原因は、経年劣化によるスピーカーの破損
試しにスピーカーを外してみますと、振動板の周りにあるエッジ部分が割れています。
これではビリビリしたノイズが出ても不思議はありません。
前後左右４個ともです。
30年前のスピーカーですから、壊れていても不思議はありませんし、これまで使えていたのが素晴らしいです。
交換するスピーカーサイズの検討
リヤスピーカーは現在でも希少ながら存在する10cmサイズでしたが、フロントスピーカーは現在車両用には存在しない長楕円型スピーカーでした。
取り付け箇所を観察しましたところ、同じ形状ではありませんが、装着可能なサイズを発見！
8cmサイズのキッカー製KSC354です。
純正とは固定方法が異なりますが、辛うじてスペースに収まりました。
防振対策も抜かりありません。
見た目は変わりません。
ネジの取り付け位置が変更になっただけです。
10cmサイズのリヤスピーカーも、同じキッカー製KSC404を装着します。
交換後も見た目は変わりません。
どちらも小さいながらも、結構しっかり鳴ってくれますし、音質も良好ですので、屋根開きオープンボディでも安心です。
ご希望によっては、アンプ内蔵タイプのサブウーハー追加をオススメ
ただし、低音は出ておりますものの、絶対的なサイズは小さいため、一番下の低音の「量」は望めません。
今後ご希望によっては、コンパクトなサイズで良いのでサブウーハーの追加をした方が良さそうな気がします。
「音がオカシイから診てほしい」など、原因を解析してから修正などのご提案が可能です。
古い車種や珍しい車両でも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。
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