ボルボV70へBewith製新AMスピーカー取り付け

Bewith製AMシリーズへスピーカー交換したボルボV70
弊社デモカーの1台、ボルボV70のスピーカーを変更しました。
2017年10月5日発売開始のリファレンス(Reference)AMシリーズです。

Bewith新スピーカーAMシリーズ
メーカーの新製品発表展示会で実物を拝見・詳細を観察した上、デモカーで試聴をして、導入を検討して、ようやく形になりました。

試聴した音はとても良好!

メーカーでの試聴は、

  • Bewith製アンプ等が付いていて、ドア内処理もガッツリ行っているトヨタ・アクア
  • 純正システムにスピーカー交換しただけのメルセデスベンツCクラスワゴン

の2台です。

実際にV70へ導入するのは、いわゆる16.5cm径とツィーターのセットですので、スピーカーとしてはアクアのシステムが合致します。

大変良い音ではありましたが、スピーカーの素の状態ではなく、ドア内処理も「これでもか!」とガッツリ行っておりますし、アンプ等も豪華に使用しています。

弊社デモカーには、基本的にデッドニングを施工していませんので、本当に参考にしかなりません。

ベンツワゴンでは、純正ドアスピーカー交換のみでしたので、弊社デモカーの状態に近いです。
良い音でしたが、スピーカー口径が8.8cmなので、装着予定のものとは同じスピーカーではありませんので、アクア同様に参考程度となります。

アクアもベンツも音が良かったので、素材としては導入したいところです。

弊社のスピーカー取り付けは、メンテナンスフリー

弊社の取り付け方法では、取付後のメンテナンスは無くても大丈夫にする内容にしております。

後々メンテナンスが必要な木材は使用しません

市販スピーカーを取り付けする場合、車両に合わせた台座を製作する必要があります。
一般的には木材で製作されます。

木材を使用する場合、「水処理がポイント」です。

クルマのドアは、雨水が通る設計となっております。

木材が水を吸って乾燥すると劣化して、不具合原因に

雨天時など、木材が水分を吸収し膨張し、雨が止んで乾燥して収縮。

膨張と収縮を繰り返すと、中身がスカスカになってしまい、強固な台座を作っても意味が無くなってしまいます。
場合によっては1年持たない場合もあるようです。

水分が入らないように塗装処理などを行いますが、ネジ穴等からも水は侵入してしまいます。

見た目は問題なさそうでも、中がスカスカになると、取り付けしているネジも緩みますので、スピーカーが脱落したり、脱落でスピーカー線がショートして、アンプやナビなどの機材を破損するだけでなく、最悪の場合は車両火災まで発展します。

木材台座だと年1回のチェックとメンテナンスが必須

カーオーディオショップでスピーカー交換されたご経験がある方は、「1年に一度はメンテナンスでご来店ください」と言われたのではないでしょうか。

台座のチェックとネジの締め付けを行うからです。

弊社では、スピーカー台座には環境変化と経年劣化に弱い木材は、基本的に使用しません。
音質的に劣る可能性があるプラスチック製でも、後々を考慮すれば、木材より適していると思います。

スピーカー用台座は、音とメンテナンス性を考慮すべき

弊社での実験では、今のところスピーカー台座のベスト素材は「鉄」です。
傾向としては、より硬い方がリアルな音になりやすいです。

高価で入手困難な材料や手法まで手を出すと、お客様への請求額が跳ね上がりますので、一般的な材質の中では「鉄」がベストなのです。

高価な上に後々の手間がかかる木製ワンオフ

環境が悪いドアに設置する物としては、後々の定期的なメンテナンスが必要な木製は適さないと考えます。

木材でのワンオフ(一品モノ)製作では、安くても1万円、高いと2万円以上します。

弊社の鉄製であれば、1万~1.3万円程度です。

奥行きが足りない場合等も、同じ鉄で製造したスペーサー(左右セット1万円)もご用意しておりますので、あらゆる車両に対応可能です。

鉄製スペーサーの弱点

安価で良い音が出る鉄製スペーサーの弱点は、「ワンオフではないこと」です。
数種類ある汎用品を使用するため、専用設計できません。
すべて既存の台座に合わせる必要があります。

弱点は技術と発想でカバーし、良い音を快適に

Bewith AMシリーズ16.5cmサイズスピーカーに鉄製台座を合わせると、干渉してしまいます。
また取付台座のネジ穴サイズも異なります。

ネジは太い方がガッチリしっかり固定できますので、太い方に合わせて加工すれば問題ありません。

干渉部分に関しては、スピーカー本体ではなく、剛性に余裕のある台座側を加工して対処します。

若干奥行きが不足している懸念もありましたが、実際の寸法を確認し、実物を合わせてみますと問題なさそうです。

ボルボV70へBewith製AMシリーズ取り付け
取付完了です。
内装を付ければ、見た目は純正と変わりません。

高音は表現力の要=ツィーターの角度は重要

ツィーターは純正位置への固定です。

Bewith新AMシリーズツィーター
見た目は変わりませんが、内部では乗員に向けた角度設定をしておりますので、単純に固定するより良好な音になりやすくしています。

細かく調整すれば、運転姿勢にピンポイントで耳の位置が決まるほどです。

スピーカー以外は交換していません

スピーカーとツィーターからカーナビの接続は、純正と同じにしておりますので、電気的には「単純に付け替え」となります。

アンプを追加で取り付けたりしていません。
スピーカー交換だけの音です。

スピーカーとツィーターでは、音が出る領域が異なりますので、周波数に応じた分割を行います。
スピーカーセットに付属しているネットワーク用部品を使用しますが、一部は実験の上で弊社独自の手法に変更することにしました。

出来上がりの状態は、見た目純正と一切変わりません。

良好なスピーカーと、ベストな台座の組合せの音

音はいかがでしょうか?

いつもと同じ曲を聴いてみますが、聴いたことのない音が出てきたりして、
「こんな音が入ってたの?」
という驚きの連続です。

今ほど録音エンジニアのスゴさを感じたことはありません。

価格的には同社モデルの数分の一で、一番お買い得なモデルですが、技術的には最上位機種のものがふんだんに盛り込まれています。

同社で一番お買い得とはいえ、従来弊社でオススメしていたスピーカー群よりも高価ですが、音質としては一番オススメになりました。

同じような価格帯のものと比較しても、比較にならないほど良好なスピーカーです。
一度聴いてみてはいかがでしょうか?

ご自分の耳で好きな曲で体感してみて

お好みのCDやUSB等をお持ちになっていらしてください。
クルマが無い場合や作業最中の場合もございますので、ご予約のお電話やメールなど事前にいただけますと助かります。

「今から行きたいんだけど、大丈夫?」でもokです。


(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
静岡県沼津市旭町19
TEL:055-952-3236
webサイトはコチラ
お問い合わせはコチラ