キネティック製バッテリーの音質向上効果はいかに?
数年前、米国キネティック製バッテリーが正規輸入開始された頃に、弊社デモカー・カプチーノでのバッテリー交換を実施しました。
当時は1グレードのみでしたが、従来から業界で定評があった、国内のP社製バッテリーやドイツのB社が比較にならないほどのハイパワーかつ音質向上効果に驚きました。
さらに、エンジン始動用としましては、「えっ、こんなにセル回っちゃって大丈夫?」というくらい力強く回りました。
今までバッテリー交換では体験したことが無いほどの差を感じました。
初めて聞いたけど?どんなメーカー?
そんなにスゴいバッテリーメーカーって何者?
ちょっと調べてみました(というより正規輸入元(株)オージーからの案内ですが…)。
車やバイクのバッテリーのみならず、アメリカであらゆる電池関連を製造している、「超大手バッテリーメーカー」のカーオーディオ用バッテリーブランドが「キネティック」とのことです。
製造している中には、命に係わる医療機器用も含まれるとのことで、信頼性は非常に高いと言えます。
さらに、キネティックはAGM方式(液式ではなく、いわゆるドライバッテリー。
液式よりも性能が高いですが、価格も高い傾向にあります。)という特徴だけではなく、使用している鉛の量と密度が他とは比較にならないほど大量で、鉛の量がハイパワーの決め手だそうです。
液式よりもはるかに重いです。
「軽量化して燃費を良くしよう」というのと逆の考えで、「カーオーディオの音を良くしよう」という考えにはピッタリです。
(サイズを小さくして軽量化という考え方もありますが、少々別の話です。)
正規輸入元(株)オージーからは「カーオーディオ専用バッテリー」と案内されてます。
9V?全然大丈夫ではありません!即交換!
今回、デモカー・i-MiEVでディーラーに定期点検してもらったところ、「補器類用バッテリーが弱まっていますね。9Vですから、まだ全然大丈夫ですが。」
えっ!ちょっと待ってください。
電気自動車だから、走行用メインバッテリーから潤沢に電気が供給されているから問題ないのかもしれませんが、ガソリン車だったら大問題です。
9Vだとセルモーターが回りませんので、エンジンが掛かりません。
カーオーディオに限定しますと、設計では10.8Vまでの動作しか保証していませんので、動作しなくて当然です。
「こりゃ大変」すぐに発注しました。
もちろん今までで一番効果があったキネティック製です。
以前は1グレードだったのですが、現在は3グレードあります。
グレードが上から、HC-PRO(赤色)・HC-REV(オレンジ色)・HC-BLUE(青色)の3色でグレードが分かれています。
そのうち、軽自動車で使用可能なサイズ(B19サイズ)のバッテリーは、中間グレードのHC-REVまでです。
前回カプチーノに装着したバッテリーのグレードは、現在のエントリーグレードのHC-BLUEですので、同じものではなくHC-REVを選択しました。
弊社でのバッテリー交換は、緊急性が低い場合に限りますが、到着したバッテリーを再度フル充電します。
フル充電してから使い始めた方が、使い始めから本来の性能が出せる上に、車両の発電機からの電力供給に対して余裕が出やすいです。
サイズとしましては、軽自動車で一般的なB19サイズと敷地面積はほぼ同じ(縦×横)ですが、高さが数センチ低いです。
固定ができなくなりそうですが、スポンジウレタンを追加することによって、しっかり固定可能になります。
色はバッテリーのグレードに合わせて、「オレンジ色」にしてみました。
ちょっとした自己満足です。
キネティックバッテリーには、端子が装備されていません。
ボルトが付属しているだけで、バッテリー本体にはネジ穴が空いているだけです。
サイズが大きいものですとD端子相当が付属していますが、B端子は存在しません。
メーカーからも発売されておりませんので、弊社では独自にB端子を用意しています。
導電率では間違いない「銅の削り出し」です。
キネティック本体のネジ穴に合わせてネジを削っている上、しっかり締めつけできるように、端子頭を10mmに加工しています。(10mmスパナで回して固定できます。)
電気自動車のバッテリーって、ハイパワーでも効果があるの?
「強力な走行用バッテリーを大量に積んでいる電気自動車だから、補機類バッテリーなんて強力でも効果があるの?」
素朴な疑問、ごもっともです。
「搭載しているオーディオはフルデジタルで、デジタル信号しか取り扱わないのなら、電気が強くても意味がないのでは?」
考えてみれば、おっしゃる通りです。
やってみなければ、机上の空論、何も結果は分かりません。
結果は大変良好。交換の意味は大いに有ります。
結果としましては、意味は大有りです。
音の表現力が向上し輪郭がクッキリ、臨場感や迫力も増えている感じです。
アナログシステムだけでなく、ガソリンエンジン車だけでなく、バッテリー交換での音質向上は有効です。
ドライバッテリーのため、少々高価ではありますが、「バッテリが弱くなってきたかな?」という際には、ご考慮くださっても損は無い内容だと思います。
カーオーディオのバッテリーも、良いモノをお勧めします。
その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
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