ボクスター(987型)破損アンプと破損スピーカー交換
「Boxsterの音が悪くて困っていたが、ポルシェセンターでは純正以外は対応できなさそうなので困った。」とお悩みの方が弊社へご相談くださいました。車両状況を確認しますと、純正アンプと純正スピーカーが破損していることが発覚。音質向上を含め、対処しました。施工後「満足しました。」とご感想をいただけました事例をご紹介します。
ポルシェボクスター(987型)です。
新しい車両のように見えましたが、現行911(992型)の色に全塗装されたとのことです。
近代的に見える良い方法に思えます。
オーディオの音が悪い。
オーディオの音が悪いとのことで、弊社のボクスターやケイマンでの施工事例をご覧くださり、ご相談くださいました。
状況を確認しましたところ、ビビリ音が発生していることと、音が鳴らないスピーカーがある様子です。
2005年式とのことですので、新車から20年近く経過しています。
経年劣化による純正スピーカー破損で、ビビリ音が発生していても不思議はありません。
純正アンプにつきましても、20年経過しますと、使用状況によっては動作不可のものも容易に想定できます。
音が出ないスピーカー、原因究明。
「一部のスピーカーから音が出ない」という症状は、該当スピーカーの破損以外には、フロントトランクに装備されている純正アンプが破損していることが、原因として考えられます。
フロントトランク内の蓋を開けると、純正アンプの姿が見えます。
音が出ない原因究明作業を実施します。
- 電源ケーブルを確認しますと、電源が正常に供給されていることが判りました。
- アンプへの入力信号は確認できましたが、出力信号が確認できません。
- 音を鳴らしてみても、本体が暖かくなりません。
音が鳴らないのは、アンプ破損が原因と考えられます。
コンパクトな市販アンプへ付け替え。
純正アンプを取り外し、純正位置に装着可能な、コンパクトな新しい市販アンプへ付け替えします。
パイオニア・カロッツェリア製アンプGM-D1400Ⅱを使用します。
蓋を閉じると、トランクの見た目は一切変わりません。
アンプ付け替え後は、ビビリ音が出るながらも、全部のスピーカーから音が出るようになりました。
「一部のスピーカーから音が鳴らない」という不具合は解決しました。
音割れ箇所の確認。
もう一つの症状「ビビリ音」について、原因究明します。
ビビリ音が発生しているのは、ドアスピーカーからです。
ドアスピーカーの確認をするのには、ドア内装を取り外します。
純正ドアスピーカー(大)です。
純正ドアスピーカーを外して確認しましたところ、振動板周辺のエッジ部分が破損しています。
エッジが破損すると、振動板が正確に振動できず、ビビリ音を発生するようになります。
ビビリ音の原因は確認できました。
市販スピーカーへの交換を実施することで、ビビリ音を解決します。
中音用スピーカーも破損?
スピーカー交換に伴い、ドア内装に装着されている中音用スピーカーを外します。
中音用スピーカーを取り外して確認しますと、中音用スピーカーのエッジにも破損箇所がありました。
中音にもビビリ音があったようです。
ビビリ音の原因を確認、スピーカー交換することで、ビビリ音が無くなります。
音を邪魔するスポンジを除去し、音が耳に届きやすく。
スピーカー交換に移行する前に、音質向上する内容を実施します。
中音用スピーカーグリル(網)の背面には、スピーカーを見えなくする目的なのか、スポンジ材が貼られています。
元々、スポンジ材があるだけでも音が耳に届く邪魔をしておりますが、経年劣化によってベタベタに変質してしまい、より音が届きにくくなります。
スポンジ材を除去することで、遮蔽物が取り除かれ、音の通りが良好になります。
音の通りを良好にすると、音のハッキリ感が向上します。
音質良好な3wayスピーカーをキット化して車両へ。
ビビリ音対策のスピーカー交換ではありますが、「単に不具合解消させるだけでなく、より良い音に」というご希望があり、より良い音を発するスピーカーを選択しました。
スピーカーは、音質や音色が良好なだけでなく、細かい音の再生も得意な、国内最高峰カーオーディオメーカーBewith製リファレンスAM TrioSを使用します。
スピーカー交換施工。
不具合原因が分かり、スピーカー交換で対処可能なことが判明しましたので、音質向上するスピーカー交換を実施します。
ドアスピーカー(大)交換から着手します。
接続は、純正スピーカーと同じ、接続確実なコネクタを使用します。
車両配線を加工しませんので、加工箇所の施工不良による経年劣化もありません。
ドアスピーカー(大)取り付け後です。
スピーカーの良質な性能のみに頼らず、取り付け方法でも音を良くする手法を盛り込んでいます。
- スピーカー振動板からの振動を音に変換する効率が向上する、鉄製台座を採用。
- スピーカー背面からの逆相音による音の純度劣化を防止するため、空気を通さないスポンジ材での隙間塞ぎ。
- ドア内装とスピーカーの間に音が入り込むことを防止して、不快な内装のビビリや鳴きを抑制しています。
中音用スピーカーも、長く使えて、音にも気遣う施工。
ドア内装側に装着されている中音用スピーカーの接続も、純正スピーカーと同じコネクタです。
確実接続による安定動作と、長く安心して使うための工法です。
中音用スピーカーの固定にも、専用設計製造した鉄製台座を使用しておりますので、振動を音に変換しやすく、耳に良質な中音を届ける効果が上がります。
ドアスピーカー交換後の見た目は変化無し。
ドアスピーカー(大)と中音用スピーカーの交換が完了しました。
ドアの見た目は一切変わりません。
ダッシュボード上ツィーター交換にも、音を通りやすくする施工を追加。
ダッシュボード上には、高音用スピーカー(ツィーター)が装着されています。
ビビリ音は発生していませんが、他のスピーカーと音質と音色を合わせる意味もあり、スピーカー交換を実施します。
ダッシュボード上グリルを外すと、純正ツィーターの姿が見えます。
純正ツィーターからは、あまり高音が出ていないように聞こえますし、スピーカーの内容も純正の域を出ませんので、音質はあまり良好ではありません。
ツィーターのグリルにも、中音用スピーカーグリルと同様に、ベタベタに劣化したスポンジ材が貼られています。
スポンジ材は音の邪魔をしておりますので、除去します。
高音の通りが良くなりますので、クリア感のある高音が楽しめるようになります。
ツィーターの接続も、純正ツィーターを同じコネクタを使用します。
長く安定動作をお楽しみいただけます。
ツィーター交換後です。
純正位置にキッチリ埋め込みます。
スポンジ材を除去したグリルを元通り装着すれば、ツィーター交換完了です。
見た目は一切変わりません。
不具合原因究明とアンプおよびスピーカー交換完了。
音が出ないスピーカーやビビリ音の原因究明から、対処方法と音質向上内容として、アンプおよびスピーカー交換が完了しました。
- 全部のスピーカーから、正常に音が出ています。
- ビビリ音の無い、クリアなサウンドです。
- スピーカーや取り付け方法等、音質にこだわった内容のおかげか、迫力のあるリアル感高い音です。
お客様から、ご感想などをいただきました。
Q1:当店へご依頼される前に、どんなことをお考えでしたか?何にお困り、お悩みでしたか?
A1:Boxsterの音が悪くて困っていたが、ポルシェセンターでは純正以外は対応できなさそうなので困った。
Q2:何がきっかけで当店を知りましたか?(インターネットの場合は、検索ワードをご記入ください)
A2:Web。”987″ “音悪い”
Q3:当店を知って、すぐご依頼いただけましたか?しなかったとしたら、どんな不安がありましたか?
A3:依頼した。
Q4:量販店を含む他店があるにも関わらず、何が決め手となって、当店へご依頼いただけましたか?
A4:工事が信頼できそうなので。
Q5:実際にご依頼いただいて、音などはいかがですか?(できるだけ具体的に教えてください)
A5:満足しました。
東京都八王子市からお越しのT様、ご依頼ありがとうございました。
ボクスターやケイマンでのオーディオ不具合対応や音質向上、ご相談から承ります。
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