アルファード10系MOP付音質向上~スピーカー交換
10系アルファードでは、弊社製純正前後カメラ流用キットを製造・販売しているせいか、キット販売や純正機材を生かしてのカーナビ取り付けが多いように感じます。
純正から市販のカーナビへ交換しても音は良くなるのですが、純正のスピーカーを使用していると、ボヤボヤをスッキリしない音になっていることが多いです。
純正スピーカーを外して市販スピーカーへ交換
今回は、弊社オススメのスピーカーに交換することになりました。
スピーカーの機種は、弊社で独自に輸入しているクラリオンの北米モデルSRQ1623Sです。
台座は、しっかり音が出やすいアルミ&ラバーのハイブリッド製を採用しています。
見た目は大事。ただし変化の無い見た目。
音もさることながら、弊社で得意とする「純正の見た目のまま、良好な音にする」ということには、大変有利です。
特に、今回の10系アルファードの場合、純正ツィーター(高音専用スピーカー)が、ドア上の細長いパネルに内蔵されており、小さめのツィーターでないと入らないのです。
入らない場合は、加工して表面から取付するなど、若干の見た目変更を実施するか、ダッシュボードやAピラーへの若干の加工を伴う取り付けをする必要があります。
SRQ1623Sのツィーター本体部分は大変コンパクトなので、細長いパネルでも問題なく入る上、乗員に向けての角度を付けた固定も可能になります。
乗員に向けての角度を付けれるということは、「よりリアルな音を聴けるようになる」ということに繋がります。
木材製ではダメなの?
ドアスピーカーは、アルミ&ラバー製台座で、ガッチリ固定します。
弊社の音質に関する実験では、プラスチックや木材などの金属より柔らかい材質よりも金属製の方が、音がボヤボヤしにくくリアルな音になる傾向がありました。
硬ければ硬いほど良好になりましたので、金属を含んだものを採用しています。
ドア内は雨水や高温/低音にさらされますので、水濡れと乾燥を繰り返します。
木材では吸水と乾燥を繰り返して経年変化を起こしますが、金属では変質しませんので長く使えます。
スピーカー裏面からの音もコントロールします。
スピーカー背面はドア外鉄板が近いので、スピーカー背面から出た音も戻ってきてしまいやすく、音を濁らせる原因となります。
ドア外鉄板からの反射音を防止するには、音の拡散や吸収が効果的ですので、弊社では積水化学製「レアルシルトディフュージョン」を使用します。
ドア内部のみの施工ですので、出来上がりの見た目は、純正と一切変わりません。
音は大幅に変わり、ボヤボヤ感はありません。
高音はキツくないのに、表現力はしっかりあります。
スピーカーを硬い素材でしっかり固定していることと、ツィーターを乗員に向けて固定していることが大きく寄与しています。
フロントスピーカーだけでも大きな効果があります。
ディーラー様や量販店様、他店様でも断られるメーカーオプションナビ付車でも、状態解析から行いますので問題ありません。
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