これはまともな取り付け状態ですか?~ デモカーi-MiEVスピーカー第四弾
前々々回から、純正ナビはいじらずに、スピーカーの交換のみで、どこまで音が良くなるか(自分好みになるか)を、段階を踏んで取り付けテストしています。
第四段としましては、前回とても中途半端な状態の取り付けを「まともな取り付け状態」にします。
隙間があると、まともな音は出ないという推測
スピーカーと台座が干渉して、大幅に隙間が空いています。
スピーカーと台座は前回取り付けしたものをそのまま使用して、取付用台座とスピーカーが干渉している部分の問題を解決します。
まずは、どこが干渉しているかの観察です。
寸法を計ってみましたところ、台座の内径が138mm、スピーカー固定部分の外形が140mm。
これでは入るわけがありません。
台座を加工する場合、ラバー部分の加工ですので、それほど難しくないのですが、形状的に剛性が保てなくなってしまいます。
そこで、外形が関係なくなる程度までかさ上げすることにしました。
スペーサーで問題解決を目論見
弊社で所有している部材では、プラスチック製の10mm程度の厚さのスペーサーが見つかりました。
これをそのまま付けるには別の干渉がありましたので、ここはプラスチックスぺーサーを加工して解決します。
これでスピーカーが問題なく正常な位置に固定できました。
さて、問題は音です。
どんな結果になっているでしょうか?
予想としましては、前回若干抜け気味だった低音部分の復活ができているだろうと思っていました。
しかし、出てきた音は…
スペーサー素材の音も反映される
低音は目論み通りというか、予想以上に低音が出るには出るのですが、アルミに変える前のプラスチックに若干近い低音の感じで、少々ボワンボワンします。
また、前回大変良くなった高音域やボーカル帯域が、奥に引っ込んだ感じになってしまいました。
言い方を変えれば、出てきにくくなってきたのです。
原因の想像としましては、プラスチックのスペーサーを挟むことによって、プラスチックの音になってしまっていそうな気がします。
アルミで台座を作れば、本来のアルミの音を検証できそうな気がします。
今のところ、市販されていないようですので、弊社で作ってみて、再度テストをしてみたいと思います。
想像していたことが逆に働くことも経験になっています。
従来の固定概念が、音を立てて崩れていく感じです。
今後の弊社のスピーカー取り付けに大きく影響するテストでした。
テストはまだまだ続きます。
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