JBL純正ナビ付ヴェルファイアでの日帰り音質向上施工
20系より見た目の迫力と内装の質感向上と先進機能追加が特徴的な30系ヴェルファイアです。
最新技術享受にはMOPナビ必須。しかし音は?
先進機能を最大限利用するためには、純正メーカーオプション(MOP)ナビ付きであることが条件なのですが、残念ながらナビと一緒に装着されるJBL製オーディオの音質についての評判があまり芳しくありません。
簡単に言えば「音が良くないので、なんとかしたい」という考えのオーナー様が多いです。
ボンヤリした音、聴いていられない音、聴かなくなった
正直申しまして、何度聴いても「ボンヤリした音」です。
聴く曲や聴く方によっても評価は変わるのかもしれませんが、あくまで個人的に言わせてもらえれば、乱暴な表現ではありますが「聴いていられない音」です。
弊社のお客様の中には、「あまりに酷い音だったので、もうラジオすら聴かなくなった」という方もおられました。
50~70万円というあまりに高価で悲しい音のオーディオですが、「音をなんとかしたい」という思いをお持ちの方は、日本国内どこにでもいらっしゃるようです。
遠路はるばる九州からご来店&オーディオご依頼
九州からお見えになられました。
自走で15時間掛ったそうです。
一度に済ませたいから、全部入り・フルメニューで
「何度も来れないから、全部のメニューをお願いしたい。」
「外への音漏れが気になるので、フロントドアの防振対策も」
30系ヴェルファイア/アルファードJBLオーディオ付車でのフルメニュー、承りました。
フルメニューの内容は、以下の通りです。
- スピーカー交換
- サブウーハー追加
- 外部アンプ追加および増幅率調整施工
フルメニューの内容だけでも、弊社での日帰り作業「朝9時に作業開始で夕方仕上がり」ギリギリの時間です。
フロントドア防振まで追加になりますと、明らかに日帰り作業では無理があります。
大変遠くからのご来店なので、できるだけ宿泊などのご負担無しに日帰り作業で実施したい、しかし時間が足りない。
夏ならではの特別早朝作業開始
真夏で夜が明けるのが早いという季節的メリットを活かし、通常作業開始は午前9時ですが、特別に午前6時から作業を行うことになりました。
実質、3時間作業時間が増やせたことになります。
日が暮れるまでに終わらせるべく、気合が入ります。
フルメニュー、作業開始
ドア防振対策とスピーカー交換から開始します。
防振材は新幹線N700系と同じ素材
防振対策には、新幹線N700系にも採用されている防振材、積水化学工業製レアルシルトを使用します。
ドアスピーカー背面には、ボーカル域を中心とした周波数帯のリアル感向上に効果のある、積水化学工業製拡散材レアルシルトディフュージョンを追加します。
スピーカーは弊社独自輸入の北米専売モデル
スピーカーは、ヴェルファイア/アルファードでの施工では人気の高く施工例の多い、クラリオン製北米専売モデルSRQ1623Sをあらかじめご採用くださいました。
スピーカー固定台座は、弊社イチオシの鉄製台座を使用します。
ツィーターは、音質向上効果があり、乗り換えも考慮した位置へ
高音専用スピーカーであるツィーターは、純正位置に埋め込むことも可能ですが、位置と取付角度と内装形状の関係上、音が届きにくく、スピーカー交換した効果が薄れてしまいます。
音色とリアル感と、将来下取りの際など際に簡易かつ安価に純正に戻せるよう、Aピラー少し後ろに固定します。
音は拡がり感が出る上、全体の音がキレイに響くようになります。
ちなみに、純正に戻す際に、ツィーター固定位置の内装を新品に交換しますが、1枚当たり約2000円程度(2018年の段階)です。
穴が明いている内装ではなく、「まったくイジッた感が無い」方が下取り値が高いのは、申し上げるまでもないでしょう。
サブウーハーは、走行中を考慮すると欲しい
スピーカー交換した後の音は良好には良好なのですが、走行中のタイヤノイズなどを考慮しますと、低音補填=サブウーハー追加は、可能であれば行いたいメニューです。
「ズンドコ」させたい訳ではなく、走行中の物足りなさを補填したり、迫力を追加したいのであれば、マストです。
サブウーハーは、2万円前後のコンパクトサイズのアンプ内蔵サブウーハーの中では、割に一番下の音が出やすいものを選択しております。
一番下の音が出やすいということは、「ボコボコ」よりも「ズンズン」になりやすいということです。
パイオニア製TS-WX130DAです。
ガソリン車の場合、助手席シート下に固定できます。
今回の車両はハイブリッド車でしたので、運転席後ろへ置きました。
「ズンドコ」させたい、または「重低音が大好き」などのご希望がある場合、若干スペースを犠牲にする必要がありますが、25cmや30cmサイズのサブウーハー追加をお勧めします。
スピーカー交換でのデメリットはBluetoothハンズフリー
ヴェルファイア/アルファードでスピーカー交換する場合、インピーダンスの関係上、若干音量が落ちてしまいます。
オーディオ設定画面の「フェダー」で調整すればokではありますが、デメリットとしては、「Bluetoothハンズフリーフォンで、相手の声が聴こえない」です。
外部アンプ追加で音量バランス適正化と音質向上
前スピーカーの音量アップを目的に、外部アンプを追加します。
センターコンソールに内蔵できるほどのコンパクトサイズアンプ、パイオニア製GM-D1400Ⅱです。
増幅率(ゲイン)調整が無いアンプで、アンプ追加だけですと逆に音が大きくなりすぎてしまいます。
適切な音量にするために、回路追加を行います。
フルメニュー作業完了。肝心の音は?
朝6時に作業開始して、夕方に仕上がりました。
音はいかがでしょうか?
ズンドコせず、低音から高音までバランス良い状態です。
とてもお気に入りくださったようです。
30系ヴェルファイア/アルファード純正ナビJBLオーディオ付車での音質向上、まずはご相談ください。
フルメニューでなくても、承ります。
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