某メーカ主催販売店向けセミナー2020メモ書き(10/12開催)

今後、知れば知るほど怖くなる、変わりゆくマーケットを理解しないと、ついていけなくなる。

ここ1年で3年分変化した。これからもっと変化幅が大きくなる。
メーカからの情報を待たず、自分で情報を得て動くのが経営として当たり前。

自身の会社のことなのだから、自身の責任として捉えないと、立ち行かなくなる。
売れていない経営者は、経営または営業に重大な欠陥がある。

ここ数年で、生活水準は上がってますか?上がっていなければ問題。
生活水準を良くするために仕事をしているのでは?

聞いたフリ、わかっているフリは、お客さんにバレる。

5年前このセミナーで言っていた「オーディオデッキが無くなる時代が来る」ついに来た。

コロナの時代、何が変わったか?

車が集まるイベントをできているのは日本だけ。
州を出れない、外出禁止、ロックダウンが世界中のほとんど。

外出禁止で外食ができないので、レストランが無くなりまくっている。

ならば、国とかに頼らず、どうやって生きるかを考える。

外出禁止でスピーカを売れない国もある。
同様に日本がなったら、どうやって生きていくか。

キッカーでも部品や材料調達に大きな変更を余儀なくされている。
一部製造終了という形になっている。

キッカーは開発から製造まで自社関連企業で行っている強さがある。
他者任せではないので、何が原因で製造ができないのかを自社で知っている。

止まったら負けになる。

・ステイホーム需要
・公共交通機関離れによるマイカー需要
需要の捉え方によって、販売方法も売り上げも変わる。

今が転換期

メーカとしては、動かない人を待っていられない、助けられない、助ける必要もないと考える。
動く人と一緒にやっていくだけ。
当たり前のことを実施するだけ。

挨拶に始まる接客。
当たり前の礼儀作法や一般常識を逸脱していないか、確認。

地元の現実をほとんど解っていないのも現実。
自分の地域性、特徴を理解して、販売戦略に活用。

地域特性という固有の車両文化が存在する。
地域を理解し、車種なのかメーカーなのか、通勤化休日か趣味か、
自社に合った提案を独自に考え、自分の店に来店したお客様へ提案。

メーカが考える販売促進は全国向けであり、地元向けの販売促進とは異なるので、メーカの言うことを実施しても反応が弱い場合もある。

安価な手の出しやすい3万円5万円での内容を、免許取立てで車を買ったばかりのお金の余裕がない若者へ提案できる位の考え方の幅がないと、あらゆるユーザーに合った提案ができない。
(当時の自分たちだって3万円が大変だったことを忘れている。)

いろいろ考えた上で、さらに次を考えるのが経営。

流行は自分で考える。何が強いか、地域は何が多いのか、など。

自社を客観的に見ることが大事。
何なら他店や全体を知っている担当営業に聞いても良いのでは?

店がお客様に合わせているかで反応も違う。

マーケティングは、代理店やメーカも見ているが、自社で見る、考える。
マーケティングしないのは、開店していないのと同じ。

何が起きているか、何が起こるか、これまでも変わったが、これからもっと変わる。

毎年毎年、新しく免許を取って車を購入する人がいる。
→毎年新規ユーザは増えている。

新規ユーザは、カーオーディオショップの存在を知らない。

ショップでも、パッと見て、何屋かわからない店、自己紹介もない店には、誰も入らない。
来れば教えます、では誰も来ない。

今後、商品を理解してしっかり販売する販売店と、単に取り扱っているだけで年に1個も販売しない取扱店に、扱いを分ける。

販売店と判断されるには、3つのやるべきことをやっていること。
・webで広告以上に宣伝をして、自社への誘客を実施していること。
・デモカーなどで試聴などの体験ができること。
・在庫を持ち、オーダーされたその場での取り付け作業が可能なこと。

物を売れない取扱店は、商品を売るための宣伝を行っていない。
努力をしていない取扱店は、来年以降のセミナーには呼ばない。
売る気のある新規店舗向けに席を作るし、それに見合ったセミナーを実施。

キッカーは自動車雑誌に広告を掲載している。=ブランディング

宣伝もなく、知ってもらわなければ、売り上げも上がる訳が無い。

・外観で判断できますか?
・ネット検索できますか?
・検索できる情報を出していますか?
・デモカーなどプレゼン内容はありますか?

その場その時が販売のチャンス。
在庫がなければ、売れない。

その場での販売ができず、自分の店で売れなくても、他店で売れているから、メーカ的には問題ない。

何もしないで売り上げ上げるのは不可能。

イギリスやフランスで燃料使用の車両が販売禁止になる2035年はめちゃくちゃ勝負時。
その時の勉強では間に合わない。

毎年決算が上がっている店舗は一握り。
決算内容が下がるか同じでは、生活水準は上がらない。

5年前の方式も既に通用しない、動きの速い時代。
去年と比べても流行が変わっている。

自分が知らないだけ、という事実を認めた人は、勉強して行動して、成功している。

お金が掛かる話では無い。やり方を変えるだけ。行動するだけ。

売れている店舗とそうでない店舗の差が大きく開いている。

月販1セット以下もあれば、10セット以上の店舗もある。
この時点で10倍以上の差が出ている。

稼働率が宣伝になるということを全く理解しないと、今後何も変わらない。

お客様一人一人をどうするか。

何日も預かる施工ではなく、「1日で施工」が大事。
「預かり作業」ではなく「待たせ作業」、そういうマーケットになる。

何かを企画したり、集客方法を考えるのは自分たち。
もっと今の人たちの求めるものを提供しよう。

顧客の求めているものを勧めているか?

顧客に提案内容を嫌がられていないか?
施工した結果、喜ばれていますか?
きちんと空気読んでいますか?
ワクワクしていますか?

再生デバイスが重要とされる今の時代、ワイヤードで音楽を聴くのは、キモいオタクだけ。
ババァがヒーハーいうのは聞かない。

携帯からのBT接続のみで聴くのが一般的になっている。

気持ち悪い製品、勧めていませんか?
吐きそうな合計金額出していませんか?
試聴させるのはお客様の曲ですか?
ジャイアン営業していませんか?
サギ営業していませんか?

その場で施工しないって、何も在庫していないんですか?
コンビニへ買いに行っても何もないのと同じ。

数万円の在庫ができない店は、もはや経営終わってませんか?

ー換気のため休憩ー

トヨタはディスプレイオーディオに変わりつつある。
通信制御が可能になり、今後のスタンダードになる。
5GはLTEの200倍のスピードとデータ量がある。

アキュラは北米では自動運転レベル3開始。
日本車では一番進んでいる。

自動運転が進めば、体調が急変した救急時、現状のヘルプネットで救急車を呼ぶのではなく、今後は自動運転でそのまま病院まで搬送に変わる。

その先を行った車両といかに共存するか。
便利で高度な車両システムに組み込まれたオーディオデッキ交換などは、もってのほか。

車両のリコール情報も、現状の葉書ではなく、DAに表示する。
それを外しますか?

RAV4やアルヴェルは中途半端な状態だが、新規新型車のヤリスやヤリスクロスは画面を外してデッキを取り付けするなんてあり得ない。
詐欺と同じ。

ダサいアジアのオーディオシステムと言われているのは、実は日本。

スピーカバッフル製造のために、中国だとNCで木を削っている。
いちいち手作業ではないことに進化している。
進化しているのが普通。

車を作っているメーカーがある日本なのに、DAといかに共存していくか。
日本だと去年からだが、北米だと既に数年前からDA。
DCMモジュールは標準搭載になる。今はまだOBD通信。

変わっていくものに合わせて変化しないと、置いていかれる。

DAやDCMはECUとリンクして車両情報を共有。

トヨタのDAは、ハイレベル4ch。今のところ問題ない。

配線引き回しも不可になる可能性がある。
純正配線を使用しないと、どこで割り込まれるかわからない。
そういうシステムを考慮したシステム作りを考えて提案する。

無加工配線キット、接続はコネクタのみ。
KEYアンプのハーネスキットであれば、分解点数も少なく、4chアンプ取り付けで最短30分で完了する。

スピーカー交換まで追加しても半日作業。

DAに難癖付けて、外す人は1000人に1人。
その残りをしっかりサポートする。

無加工であれば、KINTOなどのサブスクリプションにも対応。
リースや残価設定も同様。
現状復帰で元に戻せればOK。

配線の切断加工は、配線復帰不可。
サブスクなどは、車両状態を簡単に戻すことが可能でないとNG。

車両の載せ替えやシステムアップも可能なので、リピータ化。

サブスクなどで年数が決まっているため、単一車両所有年数が下がっている。
手に入れた車にお金を注ぎ込むという流れが終わろうとしている、

所有権付きの自己使用車両は、これから市場に大量に出回る。

加工せずに現状復帰可能をアピール。

住友電装がアルミ配線をレクサスやトヨタに提供し始めた。

車両の軽量化には有効化だが、配線加工としては難儀。
ハンダ不可。ギボシも不可。コネクタ接続のみとなる。

アルミ線は1本が髪の毛と同様なので、加工すると切れる。

ハイレゾやってる「先を行っている」と自分で思っている人ほど、車両にあるアルミ配線を知らない。

ハイレベル信号が取れなくなったと考える。
そのための配線キット。

無加工のカーオーディオが当たり前。

リース、サブスク、様々な車両所有形態があり、加工には敏感なユーザーがいる。

リセールに関しての考え方。

現状復帰可能なのは、キットのみ。
ショップでの加工を信じていないという裏返しでもある。

切断加工は工賃面でも高額になり、切れば良いというマーケットは今の時代に新規顧客に受け入れてもらえない。

カーオーディオへの理解が進み、加工してでも取り付けしたくなってからの加工、の方がスマート。

まずは加工のない施工で新規顧客になっていただく。

樹脂バッフルは、従来ショップで制作していた木材バッフルとは異なり、
・何があっても腐りません。
・ドア内にある雨天時の水分吸収と乾燥を経ても劣化せず膨らみません。

木材バッフルをオリジナルで製作する場合、時間を掛けて保護加工も必要になり、その場では完成しない。
さらに、単価はそれなりに掛かってしまう。

高温多湿のドア内に、木材でどこまで耐久できるか。
音を良くしたいという本来の目的から逸脱し、バッフルを自慢しても顧客が離れるだけ。

新規客がドン引き。

一部のネットでは、数年前に施工したドアの内部が公開され、水分で膨らんでボロボロになったバッフルが公開されている。
場合によっては、スピーカ脱落している。

他店で確認した途端、他店批判ばかり。
こんな業界が発展するわけがない。

リスク説明もなく、高額な予算を投入させられ、ローンが払い終わる頃にスピーカ脱落。
しかも直してくれない。

あれだけの費用を請求して、朽ちてしまう。
ぼったくり予備軍。

楽しさもまだ何もわからないものに、5万円10万円は新規客は払えない。

音質語る前に、腐らないものを提供する。
合板ならともかく、MDFなんてもってのほか。
今もMDFとかでやってたら詐欺ではないか。

軽自動車への対応品。
トヨタの次に販売台数があるのが軽自動車。
ダイハツやスズキ向けのバッフルで、取り付け可能。
ダイハツ適合にするのは、10mm厚の形状。

キッカー用バッフルはKKK規格なので、純正と同じ成分の規格。
北米メーカーといえど、日本マーケットにバッチリ対応。

高電流は今後取れなくなる。
トヨタも10年後は全車ハイブリッド化を目指している。

フランスやイギリスは2035年にガソリンエンジンが付いている車の販売はHVも含め禁止に。

12Vは不要になっている。USBの5V電源が要る。
ジェネレータではなくDC /DCなので、大きな電流は使用不可。
バッテリーは消耗品。オイル交換と同じで、3年では使いすぎ。

割り込みDSPの危険性を指摘。
衝突安全、レーンアシスト、様々な安全機能の音は純正信号から送られてくる。
警告音は、危ないから鳴る。
警告音がなるための線を切ってオーディオの音だけにするのは、危険極まりない。
安全装置を外して顧客を危険にさらすのは、ありえない。

音源は純正経由で出すのが大事。
(ハイレゾプレーヤをプロセッサ使って純正スピーカ線を使わず鳴らすシステムなどはNG)

エルフやフォワードなど、スピーカがDVC (デュアルボイスコイル)になってる車両もある。

GAFAの勢いは止まらない。
高額な罰金もあっさり払う、国家予算よりも多い。

ナビメーカは、既にそこにストアを出している。
販売店は不要という考え方。

加工できない時代になって、メーカが販売店切りをしている。
人対デジタル。
24時間稼働のデジタル商売が相手。
新規はネットで検索。

できる出来ないではなく、やるかやらないか。

ー換気のため休憩ー

2020年新製品

HS10
より低音を追加したにも関わらず、サイズがほとんど変わらない。
HS8は併売

QL7R12 重量80kg 西濃運輸98kgでないと運べないので、別途送料発生。
通常承認のみ実施している社長スティーブ・アーヴィーが自ら設計。
日本でよく売れてる。いまだにバックオーダー。

カーオーディオの基本はウーハー。
今の時代は、荷物を積むからと独り者が騒ぎます。
そういう人に限ってミニバンです。
ならば、下向きエンクロージャーTRTPなら問題ない。
上に荷物を載せてもok。
耐荷重100kg以上。

建築関係のハイエース向き?
トランク、荷台、椅子下に有効。
SUVに食いつきが良い。

KBRW パッシブラジエータ単体 8,10,12インチを用意。
箱乗せで無理に制作する必要はないが、ポートでの風切り音が発生しないのと箱の容量を小さくしやすくできる。

KSC
より優れた音質。
車種適合の広さ、薄さ、ゼロツィータ
KSC270 広帯域フルレンジ ミッドツィータ トヨタ、スバル用マウントを標準装備。
3wayが実現。
JDM(Japan Domestic)スタイル。
TWを自分の方に向けるスタイル
ジャパンドメスティックスタイル。

コネクタ使用で交換簡単。
リジット固定 挟み込み固定採用。

KSC350
インラインパッシブが6dBから12dBに変更。
音の安定度が向上して歪まなくなった。

KSC650,670,6930共通
マルチバッフル付属
でもバッフルキットを購入した方が良い。

樹脂バッフル開始当時の7年前と比較して、バッフルは1000%を超える販売数。

KSS
6×9が登場。
クロスオーバは小型化でインライン。(不確定要素を排除)

ー換気のための休憩ー

KEY180.4→KEY200.4名称変更
CEAに準した表記の変更
計測したら180wではなく200w出ているため

トヨタ、ダイハツ、スバル車用ハーネスキット追加
最短30分時間短縮でアンプの取り付け可能。

キーワードは、「元に戻す」

調整用音楽データは、kicker.com でダウンロード

KEY500.1
500w1Ω 300w2Ω 150w4Ω
アイドリングストップにも対応。
付属のDSP回路が低域の周波数帯域の入力を復元する。
EQ、クロスオーバ、タイムアライメントも復元。

KEYLOC
周波数最適化する
KEY500.1は低音のみの対応だが、低音だけでなく全帯域復元する。
サミング不要。
イコライザやタイムアライメントも復元する
ミッドやハイだけでも使用可能。
テストトーンはケータイで再生してBT接続で音を出す。

国産車専用製品
HS8用トヨタハーネスキット(10pモレックスコネクタ)
エンドユーザーへは直接販売していない。
椅子下への取り付けを想定。
セダンモデルとワゴンモデル
長さセダン200cmとワゴン300cm

KEYアンプ用トヨタハーネス
2way3wayに対応。
RAV4でスピーカ+アンプで2時間で取り付け可能。
T3コネクタ(アルミハーネス)用もある。

2021年度のトヨタ車
DA標準
デッキ交換マーケット終了
アルミ配線は結線不良になる

ー終了ー

全部お読みの方、お疲れ様でした。

お客様の目に触れる可能性は低いと思いますが、お読みの方へ。
今後、カーオーディオの音が良く出来ないと他で言われた方、弊社でバッチリ対応が可能です。
今後のカーオーディオにご期待ください。